2017年10月24日のドライヴ洋楽CD-R | 自然と音楽の森

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洋楽の楽しさ、素晴らしさを綴ってゆきます。

20171024

 本日はまた写真撮影小旅行に出ています。
 今回も新しい洋楽CD-Rを作りました。

 の前に写真、10月23日(月)、札幌でも雪が降りました。


◎1曲目


 I Wanna Be Your Lover
 Prince
 (1979)

 今回はプリンスでスタート。
 このCD-Rの選曲は既に前回小旅行の後から始めていましたが、さて、この曲がどこでリストに入ってきたのか、忘れてしまった・・・
 まあいい、この曲は大好きだし1曲目にはふさわしいから。



◎2曲目


 Get Together
 The Youngbloods
 (1967)

 ヤングブラッズのこれは以前「吉田類の酒場放浪記」で使われていたと記事にしましたが、爾来、その番組を観る度に、僕の頭の中にこの曲が流れるようになりました。
 そしてその番組で聴いてからこの曲のことをほんとうに大好きになりよく口ずさむようにもなりました。



◎3曲目


 Wild World
 Mr. Big
 (1993)

 HBCラジオの洋楽番組「Bang Bang Radio!」通称「バンラジ」が、野球中継の季節が終わりまた週5で放送されるようになりました。
 彼女とよく聴いていますが、これはそこでかかった曲。
 オリジナルはキャット・スティーヴンスですが、僕がこの曲を知ったのはMr.Bigのこのヴァージョンでした。
 ヒットした当時より今の方が好きだな、うん。



◎4曲目


 You Are Everything
 Diana Ross & Marvin Gaye
 (1973)

 前回の美瑛撮影小旅行で立ち寄ったドイツ風カフェ「ランド・カフェ」ではメロウな洋楽ヒット曲が流れていて、ダイアナ・ロス&マーヴィン・ゲイのこれもかかりました。
 他にはシンディ・ローパーTime After Time、クリストファー・クロス「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」などなど。
 でも冷静に聴くとこれ、ダイアナ&マーヴィンの「調和」というよりむしろ「対決」みたいな感じもしますね。
 マーヴィンは一緒に歌う女性シンガーを好きになってしまうといい歌いい曲いい演奏ができる人だったそうですが、ということは、ダイアナは・・・



◎5曲目

 
 Everybody Needs Someone Sometimes
 Jewel
 (2001)

 前回のCD-Rにジュエルを入れてから、僕の中でジュエル再評価の流れができて、久し振りに棚から手に取って聴いたのがこれが入ったアルバムTHIS WAY。
 10年以上聴いていなかったのでところどころ忘れていたけれど、やっぱり素晴らしいアルバムだと再認識。
 中でもこれ、そうそう、最初に聴いた時、ローリング・ストーンズのHonkey Tonk Womenに似てるなぁと思ったっけ。
 極北のアラスカ出身ジュエルがアメリカ南部風の曲に挑戦し見事こなしてみせたという図式ですが、何をやってもやっぱり声がいい、これに尽きますね。
 長い眠りから覚めて、これもまたより好きな曲になりました。



◎6曲目


 Honkey Tonk Women
 Rolling Stones
 (1969)

 というわけでローリング・ストーンズ本家登場?!
 似てるといってもぱくりとかそういうことではなく、あくまでも全体の雰囲気とリズムつまりサウンドプロダクションですね。
 しかしその範疇でいえばやっぱりよく似てる。
 ストーンズは基本オリジナルアルバム単位で聴いていてベスト盤はほとんど聴かないので、例えばこの曲のようにアルバム未収録のシングル発売のみの曲はそれまであまり聴いてこなかった、だから入れました。



◎7曲目


 Till There Was You
 The Beatles
 (1963)

 ストーンズに続いてビートルズ。
 「続日本人の英語」マーク・ピーターセン(著)岩波新書
 今読んでいますが、その中でマークさんは"meadow"という言葉のアングロサクソン的な響きが大好きだと書いています。
 僕も好きなんです、アングロサクソン的というのは別として、何かいい響きの言葉だなって昔から思っていて、同じ単語が好きな人に出会って驚いたり喜んだり。
 その"meadow"という言葉がこの曲に出てきます。
 Then there was music and wonderful roses
 They tell in sweet fragrant meadows
of dawn and dews
 というBメロの部分ですが、そもそも僕がこの"meadow"という単語を覚えたのがこの曲でした。
 "meadow"という単語は、この曲の美しくも寂しい響きをまさに1語で象徴していると僕は思っています。
 そこに"fragrant"という単語がついていればなおのこと。



◎8曲目


 Battle Of Evermore
 Lovemongers
 (1991)

 ラヴモンガーズとはなんぞや?
 ハートのアン&ナンシー・ウィルソン姉妹のプロジェクト。
 もちろんこの2人が歌っていますが、彼女たちがレッド・ツェッペリン・フリークであるのは有名な話ですが、Zep4枚目の3曲目に収められたこの曲をカヴァー。
 グランジを扱った映画『シングルズ』のサントラのリマスター盤CDを弟が買ってかけていたところ、この曲が聞こえてきてCD-Rに入れることを即決。
 彼女たちの妖艶さにこれは非常によく合っていますね。
 まるで妖精が辺りあちこちに潜んでそう。



◎9曲目


 Take It On The Run
 REO Speedwagon
 (1981)

 彼女は「ホームタウン ~僕らの再会」という海外ドラマが好き。
 洋楽ヒット曲が劇中で使われていますが、一緒に観ていたところ
 流れてきた1曲がREOスピードワゴンのこれでした。
 これはずっといつかCD-Rに入れようと思っていた曲ですが、ついにその時が来ました。



◎10曲目


 Mass Tequilla
 Sammy Hagar
 (1999)

 NFLも「第1クォーター」を終了。
 今年は応援しているチームがみな成績がよく、特にフィラデルフィア・イーグルスは6試合を終えた時点で5勝1敗、32チーム中唯一の1敗という驚くべき展開に。
 既に0敗のチームはなく、今年は混戦模様ですね。
 イーグルスには気を抜かないで最後まで行っていただきたい。
 毎年楽しみなのがオードリー司会の日テレ「NFL倶楽部」。
 番組ではパンチの効いた洋楽曲がよく使われますが、
 サミー・ヘイガーの強烈なブギー・チューンのこれ、次週のスケジュールのコーナーで元気よくバックに流れています。
 まあ言ってしまえば飲み過ぎたことを自慢するアホみたいな曲ですが、サミーが歌うと某かの戒めにもなってしまう不思議。




◎11曲目


 The Great Beyond
 R.E.M.
 (1999)

 2017年10月8日(日)の「笑う洋楽展」、お題は「歌うコメディアン (アメリカ編)」。
 そこで紹介されたアンディ・カウフマンの映像が衝撃、いや笑激的。
 派手なつなぎを着てI Trusted Youとただ繰り返すだけでしたが、その仕草、表情、アクションが面白すぎ、みうらじゅん氏も安斎肇さんも大爆笑、当然その回の最優秀作品賞に輝いた。
 ミロス・フォアマン監督、ジム・キャリー主演の映画『マン・オン・ザ・ムーン』はアンディ・カウフマンの伝記映画で、僕も当時劇場に観に行きましたが、R.E.M.がサントラを担当しテーマ曲を歌っていることも観に行ったひとつの理由でした。
 そもそも1992年の曲Man On The Moonの歌詞にもAndy Kaufmanが出てきて、僕はそこで彼の名前を知り、映画で彼がどんな人かを知りました。
 「大いなる向こう側の世界」、この曲はMan On The Moonの続き、でもアンディは月にはいなかったのかな。
 イントロから時々入る固い音のギターのアルペジオが好き。



◎12曲目


 You Belong With Me
 Taylor Swift
 (2009)

 「バンラジ」は午後7時からですが、たいていはその少し前からHBCラジオをかけて待っています。
 直前の番組が「井手大介の心の音楽」で、基本的にはJPOPのリクエスト曲がかかるのですが、先日は珍しくテイラー・スウィフトのこれがかかりました。
 井手さんがどんな人かを僕は知らないのですが、曲を聴いてこれってテイラー・スウィフトがカントリーやってた頃の曲ですよね、と話していて、僕はテイのカントリー時代の曲はよく知らなくて、どうやらこれが日本では人気があるらしいと分かり、早速CD-Rに入れることにしました。
 だから他の曲と違ってまだなじみがない曲、これから慣れよう。



◎13曲目


 Someplace Else
 George Harrison
 (1987)

 ジョージ・ハリスンのこれはプリンスを除けば今回唯一特にきっかけもなくただ頭に浮かんで口ずさんだ曲。
 でも今回、これを、トム・ペティに贈る曲にしようと。
 トラヴェリング・ウィルベリーズを通して友情を深めたジョージとトム、今頃は「どこか他の場所」で、たばこをふかしながらセッションしているかも。
 感傷的なメロディにエリック・クラプトンのギターが突き刺さる。
 隠れた名曲と僕は信じています。



◎14曲目

 
 Walls (Circus)
 Tom Petty & The Heartbreakers
 (1996)

 2017年10月2日、トム・ペティ。
 同じ月のCD-R、やはりミニ特集をすることにしました。
 最初はこれ。
 トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズがサントラを担当した映画『彼女は最高』 SHE'S THE
ONE からのシングルカット曲ですが、僕はこのアルバムをあまり聴いてこなかったので、まずはこの曲からなじみになろうと。
 皮肉っぽいけど優しい、そんなトムらしい前向きな曲。



◎15曲目


 Leave Virginia Alone
 Rod Stewart
 (1995)

 ロッド・スチュワートのこれはトム・ペティの書き下ろし。
 当時日本でも話題に、、、ならなかった。
 ロッドが好きな友だちSと新譜として出たこれを聴いて、感想を求めましたが、Sは口を濁すだけ。
 あのトム・ペティが作ったんだよ、カバーじゃないんだよ、ロッドのために書いたんだ、すごいことなんだよと力を込めて話してもSは立て板に水。
 そんなことを思い出しました。
 アメリカでもスマッシュヒットにまでは至らなかったこれ、数多あるロッドのヒット曲の中でも印象が薄い、そうですかね。
 余談、しかしロッドはこの後同じアルバムからのLady Luckがドラマで使われ日本で大ヒットしさすがと思わされました。



◎16曲目


 Hard Luck Woman
 Kiss
 (1976)

 トムの死に際し、キッスのポール・スタンレーも追悼文を寄せていますが、曰く、俺たちの前座だった頃からトムの音楽は大好きでずっと聴いている。
 そういうことがあったんだ。
 キッスの曲を選ぼうと思っていたらたまたま「バンラジ」でかかったこれを入れることにしました。
 ところでこの曲やっぱり、ロッド・スチュワートのMaggie Mayにサウンドプロダクションが似てますよね。
 ということでロッドの次に入れたのは、まあ偶然です、はい。



◎17曲目


 Rainy Day Woman #12 & 35
 Tom Petty & The Heartbreakers
 (1993)

 ボブ・ディラン30周年記念コンサートのライヴ盤から。
 この曲は10月1日より前からここに入れると決めていましたが、それは別に何かを予感したとかではなく、トムの曲を毎回選ぼうとするのは僕には当たり前のことですからね。
 ネットでボブ・ディランについて書かれた文章を見て、この曲名を目にした瞬間頭の中に流れてきたのが、なぜかボブ・ディランのオリジナルではなく、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズのこれでした。
 アップテンポでいかにも彼ららしい仕上がり。
 "Everybody must get stoned"のところで会場も歌うのが、やっぱりアメリカはすごいなあと思いました。



◎18曲目


 Heartbreaker
 Dionne Warwick
 (1983)

 トム・ペティ&ザ・「ハートブレイカー」ズの後にこれ、まあいってみれば洒落のようなもの。
 でも、トムの死により心が傷つくのは洒落では済まない・・・
 「バンラジ」でかかったこれを聞いた彼女、これはビー・ジーズの曲だとひとこと。
 半分当たり、歌っているのはディオンヌ・ワーウィックだけど、作曲者はビー・ジーズのバリー・ギブ。
 でもビー・ジーズが歌うヴァージョンも聴いたことがあるという。
 僕も聴いたことがある、ライヴのメドレーの1曲だけど。
 これが出た中学の頃、あの歌いいよねってみんなが言っていた。
 僕も中学時代からずっと大好きな曲です。



◎19曲目

 
 More Than I Can Say
 Leo Sayer
 (1980)

 これも「バンラジ」でかかり、彼女がこの曲いいねとひとこと。
 続けて、邦楽でこれと似た曲があるけど思い出せない、と。
 ううん、僕も分からないけれど、洋楽の中でもいかにも日本で受けそうな雰囲気の曲ではありますね。
 オリジナルはソニー・カーティス&ジェリー・アリスンによる1960年の曲ですが、レオ・セイヤーのこのカバーはビルボード最高2位の大ヒットを記録しました。



◎20曲目


 Short People
 Randy Newman
 (1977)

 最後はランディ・ニューマンに明るく締めてもらいましょう。
 「背が低い人には生きる価値がない」と歌うこの曲、当時は物議をかもしたそうで、皮肉屋ランディ・ニューマンらしいといえばそうだけど、まあそうなるでしょうね。
 この曲は、「笑う洋楽展」のコメディアンの回でチェビー・チェイスがコメディ番組で歌うライヴものが取り上げられていましたが、チェビーは歌詞を変えて歌い、むしろそういう人たちを応援する歌にしていました。
 で、チェビー・チェイスといえば、ポール・サイモン1986年のYou Can Call Me Alのビデオクリップに出てポールと一緒にコメディタッチで歌って踊っていたことを思い出す。
 当時は2人の顔が似ているからと言われていましたが、ポール・サイモンは背が低いことで有名であり、実はこの曲が背景にあってつながっていたのかって今更ながら分かりました。

 そして僕もちょっとだけ遊んでみた。
 最後「背の低い人」の歌が終わり、カーステレオでCDが最初に戻るとそこには(背の低い)プリンスの曲が、というわけ。




 いかがでしたか!

 「バンラジ」が週5になり、車用CD-R作りのペースがますます早くなりそうです。