CDケースについての考察 | 自然と音楽の森

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洋楽の楽しさ、素晴らしさを綴ってゆきます。

 
20141112Case1



 本日は趣向を変え、CDケースについて最近気づいたことを話します。


 なお、紹介するCDの音楽自体には今回は敢えて触れません、悪しからずご了承ください。


 ASK A WOMAN WHO KNOWS / Natalie Cole


 数日前に海外から家に届いた輸入中古盤。
 ケースに問題がありました。


 
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 ケースふたのブックレットを押さえる部分が丸いケースでした。

 わが家ではこれを「丸ケース」と呼んで忌避しています。
 ご覧の通り、ブックレットが押されて丸くへこむからです。


 なおこれ、以前貼られていたシールをはがすのも下手ですが、僕はそれはあまり気にしません。



 
20141112Case3


 しかもこれ、中古だからか、長い間ブックレットがきちんと収められないまま押されていたようで、このように中の紙に丸いくぼみができていました。


 輸入盤はCD時代初期から半分以上が「丸ケース」でした。

 おそらくケースの製造コストが安かったのだと考えられます。




20141112Case4


 左 PIECE OF MIND / Iron Maiden
 右 GIRL / Pharrell Williams


 一方こちらはブックレットを押さえる部分が丸ではなく、棒状に長くなっているもので、これだとブックレットがしっかりと止まります。


 このケースをわが家では昔からずっと「丸ではないやつ」と呼んでいます。
 正式名称は分かりませんが、もう少し気の利いた呼称にすればよかったと今にして思いますね(笑)。


 輸入盤でも中古でも、「丸ケース」が当たると、わが家では「丸ではないやつ」のケースを買った上で交換しています。
 ヨドバシで20枚で500円くらいかな、意外と安くはありません。

 それでも、ブックレットに丸い押し跡や窪みができるのが嫌で、お金をかけて交換しています。


 通常はふただけ換えますが、ふたとトレイのかみ合わせが合わないことが時々あり、その場合は全交換します。
 全交換の場合は、背に当たる細い部分の紙が、トレイを押さえるプラスチック片に押され、傷ついたり切れたりすることがあるので、注意が必要です。




 
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 HAND ON THE TORCH 20th ANNIVERSARY EDITION / US3


 こちら2枚組で、2枚組の場合は「丸」というか「点」がほとんどで「丸ではないやつ」は珍しいですね。


 しかし、このタイプの2枚組ケースはなぜか家電量販店では売られておらず、ではふただけ交換しようとしても、ふたが外れない仕組みになっていることがほとんどです。


 仕方ないのでこの場合、カッターで「丸」の部分を削り、ブックレットを押すものをなくしています。

 ただこの場合、ふたを開けるとブックレットが飛び出しやすい。
 やっぱり、「丸」でも「点」でもそれなりに役割はあるんですね。


 2枚組の場合、「丸ではないやつ」に当たったらラッキー。

 滅多にないんですけどね。






 
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 ドヴォルザーク:交響曲第8番 第9番「新世界より」
 ケルテス指揮/ロンドン交響楽団


 不思議なことに、と一応書いておいて、国内盤では「丸ケース」には今まで一度も当たったことがない。
 いや、中古で買ったやつであったかもしれないけれど、少なくとも新品では皆無です。


 商品への細やかな配慮ができるのが日本人の特質ですが、ということは、「丸」だとブックレットがへこんでしまうことを問題視する人が日本にはいる、ということになりますね。

 


 
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 左 URBAN COWBOY / O.S.T.
 右 TALKIN' CHRISTMAS / BLIND BOYS OF ALABAMA & TAJ MAHAL


 最近新品で買った輸入盤を2枚。


 最近は、輸入盤でも「丸ケース」がかなり少なくなり、去年辺りからほとんど見ないといえるくらいにまで減ってきました。
 それは新譜でも旧譜再発でも、新しく出たものであれば同じです。


 といいつつURBAN...は「丸」ですが、在庫が古いものなのでしょう。

 そうだとしても、最初はがっかりでしたが。


 一方今月出たばかりの新譜の右は、「丸ではないやつ」です。


 欧米の人もようやく気づいてくれたようですね。
 僕としてはうれしい、幾らかでも出費も抑えられるし。


 今後は輸入盤でも「丸ではないやつ」が定着するのかな。
 一時的なものではないことを願っています。



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 HYPNOTIC EYE / Tom Petty & The Heartbreakers


 それと最近の新譜は、紙ジャケット盤が増えましたね。
 僕が今年買った新譜の半分以上は紙ジャケットだったと思う。
 最近はだから、新譜が普通のケースだと多少がっかりします(笑)。


 紙ジャケットが増えたのは、石油製品をなるべく使いたくないという、まあエコ的な考えがあってのことなのでしょうね。

 それ以前にやっぱり紙ジャケット盤は手触りもいいし。


 ただ、CDの出し入れが多少手間ですけどね。
 だから僕は、買った当初は、空いたケースにディスクを入れてCDプレイヤーの周りに置いておくことにしています。
 もしくは25枚連装CDプレイヤーだから、入れたまま。


 さて、今日これから何を聴こうかな。
 多分、この中のものではないだろうなあ・・・(笑)。


 
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 音楽の話題ついでに、庭の薔薇「ミュージック」まだ咲いているのです、驚きました。


 明日は雪の予報、このまま凍ってしまうのか・・・