ボブ・ディラン札幌公演2014年4月14日に行ってきた | 自然と音楽の森

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BobDylan20140414


ボブ・ディラン札幌公演4月14日に行ってきました。

 今回は、すべての曲をそらでは分からなかったので、この記事もセットリストというかたちは取らず、その中から印象的な曲について話してゆくことにしました。
 なお、セットリストは、SONYのLegacy Recordings JPから引用させていただいたものを巻末に付しました。

 本題の前にふたつ、先ずはグッズについて。

 今回はZepp Sapporo限定のツアーTシャツ(写真のもので裏に日付が入っている)、マフラータオルとパンフレットを買いました。
 マフラータオルは最近、流行りというか、だいたいどのコンサートでもありますね。

 開演1時間半ほど前に会場に着いたところ、入り口でグッズ先行販売を行っていました。
 対応が女性4人、それぞれひとりが買っているだけで、事実上並ばずに買えました。
 間違いなく、今までのコンサートでいちばん楽にグッズが買えた(笑)。
 だから、マフラータオルは一度考えてやめて、まだ開いていたので買い足したのでした。
 コンサートが始まってから、最後にもグッズは売っていましたが、だから今回はどのような人がどれだけ買ったということはまったく分からぬまますぐに会場を後にしました。
 
 もうひとつ、会場について。
 今回の会場は1000人くらいの小さな「箱」、ライヴハウス、Zepp Sapporoでしたが、僕はここは初めてであり、僕が今まで見たコンサート会場ではいちばん小さい「箱」でした。

 僕は2階の指定席を取りましたが、上から見ると下の立見はぎゅうぎゅう詰めに見えたけれど、実際は割と空間があったのかな。
 全体の幅がもう少し広ければいいと思った、両側あと2mくらいずつ。
 僕の席が壁から2つ目のせいか、音があまり広がっていない感じがして音響としてはやや窮屈に感じました。
 真ん中辺なら違ったのかもしれないですが。
 それとドラムスの音が少し強すぎたかな、他が消えるほどではないんだけど、特にハイハットのシャリシャリ感が強すぎたような。

 2階には転落防止柵がありますが、僕の席は、柵の間の棒がないところにちょうどステージが収まって真ん中に見えたのは運がよかった。
 でも左右どちらの人も、柵の支柱棒が邪魔になっただろうし、上の列の人は横棒がやはりちょうどボブの顔辺りになったように思い、その点では運がいい席でした。

 しかし、ひとつ大きな不満。
 喫煙スペースを通らないと2階に上がれない。
 正面から入り、フロアのドリンク交換所とグッズ売り場の間の狭い通路を抜けて横の階段から上るのですが、その曲がり角辺りが喫煙所になっていました。
 僕はクレイマー的な無差別禁煙主義者では決してないし、友だちや知り合いなどにマナーよく吸う人がたくさんいますが、これはいくらなんでも配慮してほしかった。

 Zeppはドリンク500円が必須のようで、入り口で専用コインをもらいましたが、最後まで混んでいて交換せずに帰りました。
 まあ、言ってしまえば、損をした気分、いや実際損してますね。

 グッズ売り場も狭くて混み合っていましたが、これについてはつくづく先に買っておいてよかった、これはいい制度だと。

 会場の客層ですが、20代と思しき人はほとんど見なかった。
 女性は1割もいなかった。
 60歳以上と思われる人も意外と少なく、平均年齢は55歳くらいかな。
 僕の席は入場がいちばん最後で、僕は列の前の方で待っていて入口が見えたので、入る人をほとんど見ていての感想です。

 まあでも、最後まで立たないで観られたのはよかったのですが(笑)。

 ボブ・ディランについて思ったことは追って少しずつと最後に書きます。

 では曲行きます。




 1曲目Things Have Changed
 客電が落ちて、まだ暗いステージの中央にボブが登場。
 明るくなると、DESIREのジャケットのような「カンカン帽」を被り、マイクに向かってすっと立ちながら歌い始めるボブが見えてきました。
 これは映画『ウォーターボーイズ』の挿入歌として作られた2001年の曲。
 僕はその映画の監督カーティス・ハンソンを『L.A.コンフィデンシャル』で好きになり、これは劇場で観て、この曲は最初から好きでしたが、コンサートで歌うほど本人も気に入った自信作なのかな。
 Times They Are A-Changin'の続編ともとれそうですね。
 ボブ・ディランはライヴではレコードと大幅に演奏を変える人で、これはオリジナルの「んっぱっ」というリズムが印象的でしたが、今回はTombstone Bluesのリズムで演奏していました。
 オリジナルと違うので、歌詞を注意して聴いていないと、ほんとうにその曲かいまいち自信がないのが困りますね(笑)。

 ボブの歌声について先に書きます。
 生で聴くと意外としゃがれた感じがしなくて、特に低音が強く伸びていて地声が強い人だとあらためて思いました。
 さらに言ってしまえば、いい声だなあ、と。
 かといって自分の声に酔うという感じでは決してなく、もっと心の奥底の歌を聴いてほしいという思いがよく伝わってきました。


 2曲目She Belongs To Me
 貴重な60年代の3曲のひとつ。
 BRINGING IT ALL BACK HOMEから、よりによってこの曲かというのが驚いたというか意外でした。
 先に言っておくと、今回は残念ながら、そのアルバムに収められた僕がいちばん好きなMr Tambourine Manは演奏しませんでした。
 仕方ない、でもそれがボブ・ディランという人なのだから。
 ハーモニカをさっと出して吹いたところで会場が盛り上がりました。


 3曲目Beyond Here Lies Nothin'
 最新作のひとつ前TOGETHER THROUGH LIFEから。
 ゲイリー・ムーアもカヴァーしたブルーズのAll The Loveに似ている曲ですぐに覚えましたが、そのアルバムを聴いた時、今回はカヴァー集なのかと思ったほど、何かに似た曲が多くてディランはどうしてしまったんだろうと思いました。
 でも、そのアルバムの制作経緯を先日本で読みましたが、50年代をテーマにした映画のサントラとして依頼されて曲作りをしたそうで、意図的にそういう雰囲気にしたかったのだと知って納得。
 そのような曲をコンサートで満足そうに演奏するボブがいい。
 なお、このアルバムから他にもう1曲、さらにこの前のMODERN TIMESからも1曲を演奏しました。


 6曲目Duquesne Whistle
 最新作TEMPESTから、僕が好きな12曲に選んだこれは演奏しました。
 うれしい、感動。
 しかし新しい曲なのにキィを変え、リズムも大きく変えていて、オリジナルよりもタテノリ要素が減り、横に大きく揺れる曲になっていました。
 ボブはピアノに向かって歌いましたが、途中の部分で他のメンバーがすべて手を止めピアノソロのようになったところで大きな拍手が。
 そこの音が独特な響きで、ピアノという楽器の音というよりは、ピアノを通したボブの声のように聞こえてきました。
 さすが、ピアノでも個性が発揮されるんですね。


 8曲目Tangled Up in Blue
 70年代の名盤BLOOD ON THE TRACKSからのこれが盛り上がった。
 やはり相対的に古い曲であり、本人も好きな曲だからでしょう。
 ボブが"...Tangled up in blue"と歌う度に拍手が起こったくらいで、ほんとうに待ちわびた曲だったのでしょう、僕もそうでした。
 でいつもの邪推(笑)、邦題が「ブルーにこんがらがって」ですが、今のボブはBlues=ブルーズにこんがらがっているのかな、だとすればこれは自明な曲であり、本人が好きなのも頷けますね。


 9曲目Love Sick
 グラミー最優秀アルバム賞を受賞した1997年のアルバムTIME OUT O MINDの冒頭を飾る曲。
 これが盛り上がったのは意外な気がしましたが、でもやはりこれも新しめとはいっても15年以上前の曲でもあるし、売れて話題になったし。
 そして何より、サビというよりは曲の「決め」の部分の前に入る「ジャラーッン」というギターの強い音が印象的だから、曲そのものよりもその音に反応していたのかもしれない、とも思いました。
 勝手な仮説を進めていくと、そうであるなら、今回のコンサートの聴衆は、曲の聴きどころをよく知っている人が多いんだな、とも思いました。
 知らない曲でもやっぱりそのギターの音は印象的ですから。

 曲が終わってボブが「アリガト」と言うとまた盛り上がりました。
 その後何かを話したのですが、話はかなり早口でイメージ通りでした。
 ここで前半終了、20分の休憩が入ります。


 11曲目Simple Twist of Fate
 BLOOD ON THE TRACKSから2曲目。
 70年代の曲は結局ここからしか演奏しなかったことになりますが、ボブにとっても重要なアルバムであることがよく分かりました。
 この曲は歌が始まって9小節目のコード進行がとってもいいのですが、アレンジは変えてもコード進行の良さはそのまま生きると分かりました。
 この曲も大盛り上がり、というか、うれしい、という人が多かったのでは。


 15曲目Scarlet Town
 TEMPESTからの曲ですが、驚いたことにこの曲だけアレンジがアルバムとほとんど変わらなかった。
 歌い方は違いますが、それ以前のアレンジという意味で、この曲に関してはボブの中でもこれが完成形なのかな。
 まあでも、オリジナルと同じで驚くというのはディランらしいですね(笑)。
 マイナー調の響きで、どことなくうら寂しい、或いは後ろめたいそんな雰囲気を持った曲、西部劇的でもあるかな。

 残り2曲もTEMPESTからの曲であり、結局TEMPESTからはアルバムの過半の6曲が演奏されました。
最新アルバムからの曲が多いのは僕はうれしいです。
 ただし、10分以上ある表題曲は演奏しませんでした。

 そしてここでコンサートの本編が終わりました。


 アンコール

 18曲目All Along the Watchtower
 アコースティックギターの強いカッティングで大盛り上がり。
 オリジナルよりも早口で何かを突き付けるように歌うボブ。
 そうですね、気をつけないといけない世の中になりましたね・・・
 そんなメッセージなのかもしれない。


 19曲目Blowin in the wind
 最後は「風に吹かれて」。
 コンサートのCMがこちらではラジオやテレビで流れていたのですが、そこには当然のごとくこの曲のオリジナルが使われていました。
 でも、やっぱり、まるで印象が違う曲に。
 ピアノとともにまだまだ突っ走る、そんな勢いのボブ。
 あ、突っ走るとはいってもテンポはミドルですが、気持ちとして。
 ピーター・ポール&マリーよりも柔らかい雰囲気の仕上がり。
 もしかしてボブはピアノの名曲が欲しいのかな、と思ったり。
 オリジナルとアレンジを変えることに違和感がある人もいるでしょう。
 というか、僕自身、この曲はオリジナルが大好きなだけに、そうでした。
 でも、2時間近くコンサートでボブ・ディランという人に接してきて、やっぱりこれでいいんだ、と僕は思いました。

 曲が終わって全員が一列に並んで会場に向かって一礼。
 そういえばメンバー紹介もなかったな。
 誰かが黄色い花の花束を投げ込んでボブの足元に落ちたのをボブが拾いあげて花を抱え上げてまた一礼。
 その後花を食べん勢いで匂いをかいでいたのが面白かったけれど、ボブの感謝の気持ちもよく伝わってきて感動しました。




  
 感想、先ずはひとこと。

 ボブはギターを一度も弾かなかった!

 これは意外中の意外で、意外を通り越して驚きました。
 映像のイメージとしてはやはりギターを持ってひとりで歌うというものが多くの人にあるかと思いますが、ギターは弾かない。

 その代りピアノにご執心のようで、半分くらいの曲でグランドピアノに向かっていましたが、でも、ピアノでも個性的な音を出していました。
 上手いとか下手ではなく、とにかく音が独特なセンスで納得でした。

 ピアノ以外ではマイクに向かって歌っていたのですが、手の仕草はあまり行わず、時々手を胸に当てたり前にかざしたりという程度。
 でも、何曲かで曲が終わってから、両手を顔の高さに上げて肩幅よりも大きく広げる仕草をしましたが、それは聴衆の拍手をそこで受け止めて自分に反射させるといった感じに見えたのがよかった。
 あのポーズは真似しそう(笑)。

 それではどんな表情をしていたかというと、ボブの顔に正面からライトが当たることがなくてよく見えませんでした。
 今回、双眼鏡を持って行かなかったのは大失敗でした。
 小さな会場でもちろんスクリーンがなく、僕の席は30mほど離れていて僕の眼鏡が要らない視力でも顔までは見えなかった。
 かなり後悔、鳥見をする人間で双眼鏡には慣れているだけに(笑)。

 話は前後しますが、ボブ・ディランは思っていたより大きな人でした。
 まあ西洋人としては普通なのだと思うけれど、僕は何となく、それほど大きくはない人と勝手にイメージしていたので、ははなるほどと。
 いかん、さっきから勝手にイメージしすぎている(笑)。
 特に、その手を広げる仕草の手の大きさが印象的でした。
 服を着た上ではまったく太っているということはなくて、こちらは想像していた通りでした。
 でも、お腹は出ているのかな、ぼてっとした服装だったから分からないけど。

 ボブ・ディランのコンサートは、いってみればポール・マッカートニーと正反対。
 選曲はヒット曲オンパレードではなく、過半がここ3作からのもので、60年代の曲は3曲、70年代も2曲しかも同じアルバムから、というもの。
 僕の後ろにいたグループの男性が、休憩時間に、曲が分からない、と話していたのが聞こえましたが、ヒット曲や有名な曲が少なく、広く一般受けするものではないので、人によっては楽しめないかもしれない。

 しかし、新しいの曲が多いからこそディランらしい、と強く思いました。
 彼は、過去を振り返るのではなく、前に進みたいのです。
 特に、還暦を迎えてからはアルバムを通してもその姿勢が伝わってきます。
 ボブは1941年生まれ、今年で73歳です。

 また、ポールが話や仕草で人を楽しませようという姿勢であるのに対し、ボブは、喩えていうならボブは木工職人であり、自身の工房を公開していて、ボブは自分の仕事をするだけ、興味がある人は見てください、という感じ。
 そう、MCがほぼまったくなく、前述のように前半の最後に「アリガト」と言ったくらいで、もっと喋る人だと想像していたのでこれまた意外でした。

 何よりバンド演奏をしている姿、そしてボブがバンドを見つめる姿がいかにも楽しそうで、音楽を自分の体で表現することこそが自分の役割であると悟りきったようなボブにはすがすがしさがありました。
 ボブ・ディランくらいの人であれば、途中でいろいろあって音楽なんて嫌だと思う時期もあったことは想像に難くないですが、それらを乗り越えて、今はほんとうに音楽を楽しむことができるようになった。
 そして、自分が楽しむ姿を見せることが最大のファンサービスと分かっていて、敢えてお喋りや仕草で人を楽しませようとはしないのではないか。
 それは、自分自身の「芸」に対する確固たる自信があってこそ出来ること。

 別の言い方をすると、ポールの場合は曲が好きであれば誰でも楽しめるけれど、ボブ・ディランはその人自身が好きであって初めてコンサートを楽しめるのではないかとも思いました。

 そうしたことから、ボブ・ディランは小さな「箱」で行う、コンサートというよりは「ライヴ」が似合う人だと分かりました。
 そうですね、札幌ドームで演奏する姿は似合わなそうです。
 でも、だから、ということは、また札幌に来てくれるかもしれない。
 コンサートが終わってから、そんなことを漠然と思いました。

 断っておきますが、だからといってポールのやり方は違うなんてことはさらさら言う気はない、あくまでも人それぞれ魅力があるということで、2人とも自分の魅力をほぼ完璧に分かった上でのコンサートなのでしょう。

 でも、ほんとうに札幌に来てくれたんだなあ。
 そこはなんというか言葉に表し切れない感動があります。
 
 そして、実際に会ったボブ・ディランは人間臭い人間だった。
 決して神様じゃないし、「レジェンド」でもないかもしれない。
 ただ、現在(いま)を生きる人間、それがボブ・ディラン。
 そんなディランをますます好きになったのは、言うまでもない。


 僕なりの結論。
 ボブ・ディランは既成概念を打ち破ることの大切さを訴えたいのだ。
 既成概念がいかに危ういものかを、ディランは身をもって表したのでした。


 さて、今回取り上げられた曲が入った前のアルバムを、
 今度はじっくりと、聴いてゆくことにしました。
 先ずはMODERN TIMESとTOGETHER THROUGH LIFEが連装CDプレイヤーに入りっ放し状態になっています。

 なお、今回のYou-Tube映像は、ライブもので上げたかった映像がなかったので、二度目になりますが、TEMPESTからのDuquesne Whitsleです。
 これとはかなりアレンジが違いました、念のため。





 ボブ・ディラン札幌公演4月14日Zepp Sapporoセットリスト

1.Things Have Changed シングス・ハヴ・チェンジド
(『Wonder Boys"(OST)』 2001/『DYLAN(2007)』他)
2.She Belongs to Me シー・ビロングズ・トゥ・ミー
(『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム/Bringing It All Back Home』 1965)
3.Beyond Here Lies Nothin' ビヨンド・ヒア・ライズ・ナッシング
(『トゥゲザー・スルー・ライフ/Together Through Life』2009)
4.What Good Am I? ホワット・グッド・アム・アイ?
(『オー・マーシー/Oh Mercy』1989)
5.Waiting for youウェイティング・フォー・ユー
(『ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密 Divine Secrets of the Ya-Ya Sisterhood)
6.Duquesne Whistle デューケイン・ホイッスル
(『テンペスト/Tempest』 2012)
7.Pay in Blood ペイ・イン・ブラッド
(『テンペスト/Tempest』 2012)
8.Tangled Up in Blue ブルーにこんがらがって
(『血の轍/Blood on the Tracks』1975)
9.Love Sick ラヴ・シック
(『タイム・アウト・オブ・マインド/Time Out of Mind』 1997)

休憩

10.High Water (For Charley Patton) ハイ・ウォーター(フォー・チャーリー・パットン)
(『ラヴ・アンド・セフト/Love and Theft』2001)
11.Simple Twist of Fate 運命のひとひねり
(『血の轍/Blood on the Tracks』1975)
12.Early Roman Kings アーリー・ローマン・キングズ
(『テンペスト/Tempest』 2012)
13.Forgetful Heart フォゲットフル・ハート
(『トゥゲザー・スルー・ライフ/Together Through Life』2009)
14.Spirit on the Water スピリット・オン・ザ・ウォーター
(『モダン・タイムス/Modern Times』2006)
15.Scarlet Town スカーレット・タウン
(『テンペスト/Tempest』 2012)
16.Soon after Midnight スーン・アフター・ミッドナイト
(『テンペスト/Tempest』 2012)
17.Long and Wasted Years ロング・アンド・ウェイステッド・イヤーズ
(『テンペスト/Tempest』 2012)

Encore:

18.All Along the Watchtower 見張塔からずっと
(『ジョン・ウェズリー・ハーディング/John Wesley Harding』1967年)
19.Blowin in the wind/風に吹かれて
(『フリーホイーリン・ボブ・ディラン)