絶滅危惧商品レコードオープナー | 自然と音楽の森

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洋楽の楽しさ、素晴らしさを綴ってゆきます。


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 本日は閑話休題、音楽グッズのお話を。


 写真のタワーレコードのロゴが入ったバッヂのようなものは何でしょう?


 レコードオープナーです。

 高校時代に札幌のタワーレコードで買い、使っていました。


 部屋を整理していて目に留まったので、懐かしくてまた出してきました。


 
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 バッヂのようなのは表、裏はこうなっています。


 溝、"slot"と説明書きにはありますが、溝が幅が広いものと狭いものの2本あり、真ん中に矢じりの先のような突起が上向きについています。


 当時の輸入盤のレコードはビニール包装されていて、それを開けるためのもの。

 カッターで切ると、ジャケット(スリーヴ)やインナースリーヴも切ってしまう恐れがあるので、このようなものが考え出されたのでしょう。


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 これは撮影用ですが、本来は、僕は右利きだから、右手でレコードオープナーを、左手でレコードを持ちます、つまりこの状態で右手でレコードオープナーを持つ。

 

 最初は矢じりの先でジャケットのレコード盤を出し入れする側のビニールに矢じりで穴をあけ、スライドさせて開口部のビニールを切ると、中のレコード、正しくはレコードが入ったビニール袋かインナースリーヴの紙袋を取り出すことができる、というわけ。


 ただ、矢じりの先が真ん中あたりにあるので、端っこまできれいに切るのは案外難しい。


 溝が2本あるのは、シングルジャケットとダブルジャケットに対応したもの。


 ダブルジャケットのLPの場合、本の背にあたる辺以外の3辺をこれで切ってビニールを外していました。

 
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 僕は、最初のうちはビニールをすべてはがしていましたが、そのうち、日本でいう帯にあたる、売り文句がかかれたシールがビニールに貼られたLPが増えてきたので、いつしか、シングルジャケットの場合はレコードを取り出す辺だけを切り、ビニールはかけたままにするようになりました。

 ダブルジャケットの場合、シールは、その部分だけ切り取り、専用のお菓子の缶に入れて保存していました。

 「レコードオープナー」なるものは、もはや絶滅危惧商品でしょうね。

 と思って楽天で調べると、「該当なし」と出てきました。

 つまり、「危惧」ではなくもはや「絶滅商品」といえるでしょうね(笑)。


 おまけに、タワーレコードもアメリカでは「絶滅」しましたからね・・・今の日本のは別法人。


 だから、「レコードオープナー」でネット検索すると、僕が昨年本家で上げた記事か、この記事が、いちばん最初に出てくると思います(笑)。

 大切にとっておかなきゃ。

 懐かしき青春時代(笑)、今日は、そんなちょっとした話題でした。