▲レフュジーズ・オブ・ザ・ハート
☆Steve Winwood
★スティーヴ・ウィンウッド
released in 1990
CD-0004 2011/03/30
スティーヴ・ウィンウッド、1990年の6枚目のスタジオアルバム。
デイヴ・メイスンつながり、そうですね。
デイヴを今年になって聴き始めて、遡ってうちにあったトラフィックを聴き、そこからまた下ってスティーヴも聴くようになりました。
スティーヴ・ウィンウッドは苦手でした。
僕が浪人生の頃にHigher Loveが大ヒットしましたが、当時の僕はまだ10代の生意気なロック野郎で、その曲のどこがいいのか分からなかった上に、スティーヴ・ウィンウッドという人は評価が高く、何も知らない僕は、それがどうしてか理解できなかったのもありました。
知らないことに対しては心の壁を作りたくなるものじゃないですか。
と書いて、このBLOGは短く話してより多くのCDを紹介したいので、そこから先はまたいつかそのアルバムを取り上げた際に書くことにします。
とにかくスティーヴ・ウィンウッドはずっと聴かずにきました。
僕がこのBLOGを始めようと思った直接のきっかけが、「まい・ふぇいばりっと・あるばむ」のOZZYさん と昨秋から交流を持つようになったことでした。
僕は本家BLOGで既に音楽の記事を、アルバム、楽曲、ジャケット写真集などいろいろと上げてきましたが、その日に聴いたCDを挙げてゆくというスタイルが僕には新鮮で、自分の気持ちの変化も追えるし、僕もやってみたいと思いました。
しかし、もう5年以上続けている本家BLOGは音楽BLOGではなく、新たにそれを入れ込むのは何か違うと感じ、いっそのこと別の専用BLOG立ち上げることにしました。
OZZYさん、あらためてありがとうございます。
そのOZZYさんが最近紹介していたのがこのアルバムでした。
僕はこれ、印象的なジャケットを当時店頭で見た記憶はあったけど買っておらず、だから聴いたこともないので、探したところすぐにブックオフで500円で見つけて買いました。
ついでにこの次の7枚目もブックオフで500円、8枚目はHMVで新品限定盤を、そして3rdも別に中古で見つけて買い、持っていないのは1st、2ndと最新作というのが今の状況です。
スティーヴ・ウィンウッドの曲はよい意味であっさりと流れていって聴きやすく、感興の波が穏やかです。
だから僕は、割と気分にとらわれないかけることができ、流れているといつも気持ちがいい音楽です。
でも、だからといって中身は軽くない、ずっしりといろいろな要素が詰まっていると感じます。
これはブルーズっぽい、これはソウル、こっちはフォークなど、この人の音楽にはそうした言い方をすることができません。
スティーヴ・ウィンウッドは、音楽の背景が広い上に、音楽の咀嚼能力と表現力が図抜けた人なんだな、と思いました。
もうひとつ、僕は、リアルタイムでは英国系のロックはほとんどと言っていいくらい聴いてこなかったのですが、スティーヴ・ウィンウッド遡ってトラフィックの音楽は、僕が聴いてこなかった80年代英国ロックの直接直近のルーツみたいな感じがしました。
あまり聴いてこなかったのにそんな言い方もなんですが、でも、イメージとしてはそう感じました。
僕はビルボードのチャート中心に聴いていたので、早い頃からアメリカ中心に聴いていて、英国系はアメリカでヒットして初めて聴くという接し方でした。
そう書いて、僕がスティーヴ・ウィンウッドが苦手だった理由が自分でも分かってほっとしました(笑)。
野暮ったさが皆無、洗練されていていかにも英国人らしい響きです。
断っておきますが、今は心変りして、とっても好きです、心から好きです、申し訳ないとも思っています・・・
今回新たに買ったスティーヴ・ウィンウッドのアルバム4枚では、これがいちばん気に入っています。
「朋友」ジム・キャパルディも参加しています。
ジャケットもいいですね、東京などでは桜も咲いたようですし、今の時期にはいい雰囲気。
音も、そう言われれば春っぽい穏やかさがあるような気がしてきました、勝手な思い込みですが(笑)。
さらっとしているけど実は重たく充実している、そこが僕にとってのスティーヴ・ウィンウッドの魅力です。
今は彼のCDをよく聴いているので、近いうちにまた別のアルバムも取り上げるかもしれません。
でも、次に取り上げるまでにはもっといろいろつかんで、もう少しまともなことを話したいなぁ(笑)。
◎このCDこの4曲
Tr1:You'll Keep On Searching
=サックスが入ってちょっとスティング風の少し緊張感がある曲
Tr2:Every Day (Oh Lord)
=最初は曲名を見ないで聴き後から曲名を見て大納得の穏やかさ
Tr4:I Will Be Here
=彼の中では感興の波が大きく感動的なバラード
Tr8:In The Light Of The Day
=さりげなくアフリカ風リズムを採り入れ時代を感じます