今日5月27日、坂井泉水さんの10回目の命日。
毎年、ZARD仲間と一緒に過ごしてきた5/27。
今年は10年目にして初めて献花できません。
一人でZARD坂井泉水さんに思いを馳せて27日を過ごしたいと思います。
この逝去後10年という長い様であっという間だった時の流れの中で、
ファンの誰もが知り得なかったZARD坂井泉水さんのミステリアスな部分が
怒涛の様にいろんな映像やエピソード、情報が多数公開されました。
この10年間のZARDの映像・音楽プロモーションは年配者から10代の若い世代まで
新たに多くのZARDファンを獲得し、デビュー以降リアルタイムでのファン、
訃報後からのファンと25年半世紀の時間をかけて
非常に多様な熱心なファンを多く生み出しましたね。
僕は生前最後のSG“ハートに火をつけて”まで、ひたすら坂井泉水さんのCDを
聴き続けていて、J-POPの音楽の中で最も愛するのがZARDでした。
この頃までTVなどメディアに露出するのはプロモーションのCMを見るくらいで
坂井泉水さんがどんな人なのか?なんて全く知りません。
最初で最後の2004年のZARD初のライブツアーは
ちょうど起業して間もない一番忙しかった40代前半で
ライブに気付いた時には既にSOLD OUT!次回ツアーで観ればいいかとあっさり諦め
後に取り返しの付かない大きな後悔をする事になってしまいました。
しかし、92年のHOLD MEでファンになって以来、
あのZARDの音楽に大好きな坂井泉水さんの歌がいつも鳴っていれば、
聴ければ、それだけでとても幸せでした。
詳細がわからないベールに包まれたZARDの魅力は、
CDジャケットの美しい女性がハードロックサウンドに乗せたキャッチーでPOPなメロディと
情景をそれぞれ十人十色にイメージさせるとてもシンプルで抽象的な絶妙の歌詞表現。
それをとても澄んだ伸びやかなクリスタルハイトーンで歌う気持ち良いヴォーカル。
それらCDから得られる情報から、聴き手それぞれが勝手に自分の中で
ZARDの素敵なイメージを作り上げていったという所が非常に大きかったと思うのです。
まさにプロデューサー長戸大幸さんの大きな才覚が90年代No.1のZARDを作り上げました。
そういう点からミステリアスだったリアルタイムからのファンは
ZARDの音楽・歌が最大の魅力で16年間追いかけ聴き続けてきました。
しかしこの10年間で怒涛の様に公開されたビジュアルがもたらした、
現代的なアイドル的崇拝の様な坂井泉水さんの美しさに重きを置くファンが
非常に多く増えた気がします。それは現代のビジュアル優先なJ-POPのあり方から
普通な事ではありますが、坂井泉水さんのビジュアルばかりに着目して
坂井泉水さんの本質であるZARDの音楽・歌が置き去りにされがちな傾向を感じます。
天が二物を与えた、唯一無二の坂井泉水さんの魅力を10年目にして、
再度しっかりと認識するために、僕が好きだったリアルタイムの頃のZARD
の原点に帰りたいと思っています。
そう思えるのは坂井泉水さんは僕の中では死んではいない、生きているから。
だからこそあの頃と変わらない感覚でZARDを愛していける。
原点に帰ってZARDを大好きな気持ちで聴いていた、ただそれだけの
あの頃の様にこれからもZARDの音楽を愛し感動したいと思っています。
そしてZARDの音楽を決して悲しみの音楽に変えてはならないと、
10年目の節目を持って気持ちを切り替えて素晴らしき永遠のZARDに!
坂井泉水さんは一人一人の中に生き続けているのです!