ある男、じつは初天神にかこつけて、色街へ遊びに行こうと企むが、おかみさんにはバレバレで、息子の寅ちゃんをお供に連れていけという。
この寅ちゃん、ねだりぐせがひどくて、「あれ買って、これ買って」とねだるのだ。天神さんに出ている露店で、散財をさせて、色街にお金を使わせないようにするのがおかみさんの目論み。
旦那は、最初は寅公(寅ちゃん)を連れていかないつもりだったが、連れていかなければ両親の夜の営みを、向かいのおっさんにバラすと脅され、仕方なしに渋々連れていく。
すると、寅ちゃんは飴玉、みたらしとあれ買え、これ買えと、おねだり攻撃が始まる・・・
1月25日なんで、「初天神」を。最近あまりしませんな。
さげが2 パターンあって。
凧を買えと言われて、川原で凧をあげるが親父が凧あげに夢中になり、息子そっちのけ凧上げをして「ああ、お父ちゃんなんか連れてこなんだらよかった」というさげ。
色里に連れて行き、子どもの方がおやま(お女郎さん)連中にモテて、親父はそっちのけで、「ああやっぱり連れてこなんだらよかった」とボヤくさげ。
さすがに色街と夜の営みは子どもむけには出てきませんわ。(笑)
真面目に最後までやったら、長い噺で最近では、飴玉かみたらし団子を買うあたりで終わる人が多い。