
コロナ禍のなか、釣り好きの東京の若者西尾晋作は家賃の安さから、宮城県の三陸の港町でリモートワークにすることにする。
大家は役場に勤める百香だ。過疎化の空き家対策のために自分の家を貸すことに決めたのだ。
天真爛漫さから、よそ者と見られた晋作も少しずつ打ち解けていく。ひょんなことから晋作の会社が過疎地の空き家対策をプロジェクトすることになり、会社からは晋作が役場からは百香がその担当になる。
同時に晋作は百香がどうして家を貸出すのか、知ることとなる・・・
やっぱり前回の転売ヤーと違って、菅田将暉はこういう天真爛漫の若者が似合う。井上真央、久しぶりに見た。ええ歳になってるんやなあと思ってたら、池脇千鶴。おばちゃんになってた。三宅健、そんなキャラちゃうやんかあ。中村雅俊、宮城出身。ええ味だしてる。
白川和子が菅田将暉に仲良くなる老婆を演じていた。
団地妻も50年も経つと、そりゃあ、老婆だわな。
そのばあちゃんの家を貸し出すときのリフォーム後はまるで、「ビフォーアフター」を見ているみたいで加藤みどりが「まあ、なんて素敵な〜」とナレーションが聞こえそうだった。
三宅健が、気の短い漁師の役だったが、最後まで分からなかった。
脚本は宮藤官九郎。「あまちゃん」に続いて復興半ばでコロナ禍であえぐ東北を描き続ける。
原作は楡周平。最近はミステリーだけでなく、介護や東北とテーマは幅広い。