桂二葉 「らくだ」 | GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 16TH SEASON

GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 16TH SEASON

EVERDAY I HAVE THE BLUES AND A LITTLE BiT OF HAREBOiLED STYLE.

毎日がブルース、ちょこっとハードボイルド。



まあ、ABCラジオがYouTubeに文句言うていつ消えるかわからへん。今のうちにYouTubeで二葉さんの「らくだ」は聴いてといてください。

去年の春くらいだったか、ABCの「上方落語をきく会」での若手落語家にネタおろしを披露させる「しごきの会」で桂二葉さんが「らくだ」をかけたのは知ってはいたが聴いてはなかった。

この正月にYouTubeで二葉さんの「らくだ」を聴いた。うわぁ、これは凄いわ❗️これは完成度高い。聴いて損はない。

まず最初に、出囃子に三味線が内海英華師匠の「かんかんのう」。なんで英華師匠ってわかるのか。本人が唄ってはるから。出囃子で唄が入るなんて普通はまずない。自慢やないけど、かんかんのうを落語のセリフ以外で聴いたことがなかった。

「おい、らくだいてるか!」

最初の熊五郎のセリフがうわぁ、バッチリやあ。こういうダラケもんの落語って、二葉さんの落語にぴったり。甲高い声だけど、でも荒くたいセリフが堂に入っている。

途中セリフが飛んだのか、噛むところはあったが千日前の火屋の辺りのサゲまで一気にやらはります。

「らくだ」の筋は、皆さんご存知なんて飛ばします。知らない人は聴いてみてください。

この1月には兄弟子桂ニ乗さんの二人会にはふたたび、「らくだ」をされるみたい。(二乗さんは「百年目」をされる。)

2月には大阪は文楽劇場で、蝶花楼桃花さんと二人会をされる。ひょっとしたらこちらも「らくだ」をされるんじゃないかなと思う。