ガロの「学生街の喫茶店」の歌詞の「片隅で聴いていたボブ・ディラン」のボブ・ディランが誰で、反戦運動や学生運動の象徴だったのや、フォークギターをエレキギターに持ち変えて総スカンを食らったはなしを知ったのはずうっとあとで、洋楽に目覚める頃だった。
「ラストワルツ」と言う映画があった。「ザ・バンド」と言うグループの解散のコンサートだったが、そこに出ていたのが、ボブ・ディランだった。
「ああ、これがボブ・ディランかあ。岡林や拓郎があこがれた男ってこいつかあ」
考えてみたら、ボブ・ディランの曲って、「風に吹かれて」と「ライク・ア・ローリングストーン」以外にあまり聴いていないような気がする。
「風に吹かれて」ならありきたりなんで、「ライク・ア・ローリングストーン」。なんて字余りと言うか歌詞に乗ってないところなんか、拓郎だよな。まあ、拓郎が真似てるんか。
今もなぜ、ノーベル文学賞を獲ったのかわからない。選考者はよっぽどディランが好きだったんだろうね。