しばはま | GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 18TH SEASON

GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 18TH SEASON

EVERDAY I HAVE THE BLUES AND A LITTLE BiT OF HAREBOiLED STYLE.

毎日がブルース、ちょこっとハードボイルド。



 

 

 

落語のネタを絵本にしたものがある。昨今は咄家さんが学校に行って、落語鑑賞をするので小学生でも落語を聴いたことがあるという子どもはたくさんいる。


落語絵本はクレヨンハウスの川端誠の方が有名だったけど、教育画劇のこの野村たかあきの落語絵本が最近出版されて、こっちの方がマニアックでオススメ。


シリーズでは前に話題にした「死神」もあった。今回オススメするのは「芝浜」。子どもにわかるんか?人情話だから、おもしろいところ、笑うところはなんにもないぞ。


三遊亭円朝の三題噺「酔っぱらい」「革財布」「芝浜」から作られた噺(諸説あり)で、江戸落語の大ネタ中の大ネタとされている。三代目桂三木助が改作したのが今の「芝浜」の基になっている。


酒に溺れたぼて振りの魚屋が芝浜の浜で大金の入った革財布を拾ったところから、ドンチャン騒ぎをした末に、一念発起して一軒の店を構える噺だが。結構長いし、夫婦の機微とかは子どもにはわかりにくいと思うんだけど。


監修が人間国宝柳家小三治師匠。

まあ、一回、読んでみたらどうだろうか?よくできた絵本。