土曜日か日曜のお昼、夕方近くに、昔はテレビで松竹新喜劇の舞台中継があった。母が縫い物の手を止めて見ていたのを思い出す。
渋谷天外さんのFacebookで小島慶四郎さんの訃報を知った。享年88歳。失礼ながら、体調を崩されるまで舞台に立ってらっしゃったのをまったく知らなかった。
松竹新喜劇って、吉本新喜劇と違って笑いの底に、人間の悲哀があり、子どもの頃にはよくわからなかった。（吉本新喜劇には吉本の良さがある。揚げ足をとられないため念のため書いておく。）最近は志村けんが松竹新喜劇の「一富士二鷹三かぼちゃ」を「志村魂」でしている。
当時、藤山寛美の脇には小島慶四郎がいて、なかなか濃い人というか、配役も、いい人役から敵役までいろいろな役を演じていた。
関西系のテレビとかでもたまに見かけた。朝ドラの「いもたこなんきん」に出演してたなあ。
今の若い人、関西以外の人はなじみがすくなかったかもしれない。本当の、舞台のコメディアンだったからかも。
改めてご冥福をお祈りいたします。合掌。