作家ヒキタは49才。年齢差のある妻の求めに応じて「不妊治療」を行う。妻は妊娠する可能性はあったがヒキタの精子が受精できるほど活発でなかったからだ。
度重なる失敗、夫も妻も人間性を否定されるような落ち込みをするが、ついに妻が妊娠するのだが・・・
結婚にも適齢期があるように、出産にも適齢期がある。夫の不妊、妻の不妊、両方ある。人間性の否定に近い。彼らはあきらめるという選択もあったはずだ。高額な治療費に断念した人もいただろう。
もちろん、不妊治療、産む・産まないの選択は夫婦間の事情・考えがあっていいと思う。映画みたいに妻の親がしゃしゃり出てくる問題ではないと思う。
でもね、若いうちに出産と子育てが出来るのなら、それがいい。ヒキタさん、あの歳で子育ては結構きついかも。