真実 | GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 18TH SEASON

GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 18TH SEASON

EVERDAY I HAVE THE BLUES AND A LITTLE BiT OF HAREBOiLED STYLE.

毎日がブルース、ちょこっとハードボイルド。



ファビエンヌはフランスの大女優、ただ老境に差し掛かり、セリフ覚えも悪くなっている。おまけに今度は以前のライバル女優の再来と呼ばれる若手女優の引き立て役だ。

娘のリュミールが夫と娘をつれてフランスに帰って来る。今はアメリカで脚本家をしている。女優を目指していたが、才能に限界を感じ、転身した。夫もテレビ俳優だが代表作もなく、パッとしない。
  
ファビアーノの自伝の出版の祝いで駆けつけたのだが、真実とかけ離れた記述でリュミールは怒り、長年働いてきた執事兼マネージャーは自分の記述がないと仕事を辞めてしまう。

リュミールは仕方なく、母の付き人をする・・・

日本人の是枝裕和が、カトリーヌ・ドヌーヴ、ジュリエット・ビノシュなどフランス人の女優を使いメガホンをとった。惜しむらくは日本人の感性が、彼女らに伝わってなかったか、あらぬ方向に行ったか、淡々としてつまらなすぎた。

女優は私生活でも演技をして真実を隠す。ファビエンヌが話したことが必ずしも真実かどうかわからない。あなたが信じたらそれが真実なんでしょうということか。

吹き替えはドヌーヴを宮本信子が、ビノシュが宮崎あおいが吹き替えをしている。(これも賛否の声がある)