『機龍警察』を知ったのは去年の今頃で、このミスなどですごく評価が高いのを知った。
SFとかアニメが好きな人はまずこのストーリーにはまるだろうと思う。しかし話はそう単純ではない。端的に説明すると、ガンダムとパトレイバーと相棒を足した感じかと思う。
有人搭載型機動兵装、龍機兵(ドラクーン)。警察内での隠語は「キモノ」。最先端技術の龍機兵を装備した警察組織、警視庁特捜部が組織される。指揮するのは元外務官僚。その機龍兵を操る三人の傭兵と契約する。テロ被害で家族を失った技官は一人の元テロリストの傭兵に言いようのない感情を持つ。特捜部に反感を持つ警察トップに内通するキャリアなど、人間関係が複雑に交差する。
現在、長編三作に短編集一冊が刊行されている。
著者の月村了衛は昨年、問題作『土漠の花』で問題を日本と諸外国との関係をなげかけた。そしてそれが今も問題になっている。
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