#4850 季節のなかに埋もれいく… | GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 18TH SEASON

GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 18TH SEASON

EVERDAY I HAVE THE BLUES AND A LITTLE BiT OF HAREBOiLED STYLE.

毎日がブルース、ちょこっとハードボイルド。

一昨日、昨日と久しぶりに遠出をした。会わなければいけない人がいたのだ。

その帰りに列車の車窓から雪に覆われた木曽の山々を眺めていた。

もうすぐ春がくる。そして明日(今日)が節分、明後日(明日)は立春。暦の上ではもう春だ。季節の移ろいを父親を介護していたトラウマからか、今もウンザリしている。寒ければ寒さを暑ければ暑さを心配する。亡くなって二年たとうとしているのにだ。

介護に対して無知や無理解で随分傷ついた。その気持ちは消えないし、これからも持ち続けるだろう。恨みつらみは筋違いだとはわかっている。昨日、紹介した『神様の裏の顔』で介護に疲労した隣人が描かれていた。あの気持ちが痛いほどよくわかる。

今朝は井上陽水の「心もよう」。言葉や気持ちや心が何もかもが季節のなかに埋もれていく。自分は何をしたいのか、どうしたいのか…時間が枯れ葉や雪のように降り積もり、足をとられていく…