
「ぬかるみ聞いてる?」
そんな問いかけを発したのは高校時代の通学途中、電車の中での中学の同級生のサブちゃんだった。サブちゃんこと、Tくんは名前サブローでもないのになぜか、サブちゃんと呼ばれていた。
サブちゃんのおかげで、「ぬかるみの世界」にはまり、すっかり「ぬかる民」になった。お好み焼きもずっと千房派。(たまに風月も食べるけど…)
17のとき、バイク事故でサブちゃんは亡くなった。知ってか知らずか中学の同窓会名簿では転居先不明になっていた…
ぬかるみ焼きじゃないけど、今日、千房でお好み焼きを食べた。サブちゃんのことを思い出した…
自分勝手でワガママだから、俺は誰かの分までとか誰かのためにとかと言うような生き方はしないし、できない。亡くなった誰かを思い出したときは、心の中で手をあわすだけ。
彼が生きた年月より、今の自分がダブルスコアからトリプルスコア近くになった。