NHKの朝ドラ「マッサン」を見ている。これがなかなか面白い。朝ドラとしては「あまちゃん」、「ごちそうさん」、「花子とアン」に続いて視聴率もいいらしい…
高視聴率の要因を分析してみた。まず、初の外国人女性ヒロインの登用。関東、関西など異文化のギャップをドラマにするものはあったが今度は一歩踏み込んだかたちだ。
それとBK朝ドラではなくてはならない嫁姑問題。日本人でも起きる問題に外国人が嫁ならなおさら、それに姑が泉ピン子、舅が前田吟。どうしても「渡る世間は鬼ばかり」や前回泉ピン子が主演した朝ドラ「女は度胸」や「おしん」の橋田壽賀子ドラマを連想してしまう。
次に、伏線にあるウイスキー作り。マッサンはのちのニッカの創業者。ドラマに出ている堤真一扮する「鴨井の大将」の鴨井商店は、鳥井商店、その後の壽屋のちのサントリーがモデルだ。西川きよしが演じる田中大作社長の住吉酒造は摂津酒造がモデル、後のタカラ酒造の前身だ。まだまだ、ウイスキー作りには話は至っていないが、ワインの破裂や太陽ワイン(赤玉ワイン)の初のヌード広告は実話。こう言った企業の創意工夫のドキュメントな部分は「プロジェクトX」を連想する。主題歌が中島みゆきが歌うからなおさらだ。
番組のエエとこどりを揃えた、「マッサン」、来週あたりからいよいよ国産初のウイスキー作りに乗り出す。3月まで楽しみだ。