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- 大いなる眠り (創元推理文庫 131-1)/東京創元社
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長らく、チャンドラーの翻訳というのは、創元が双葉十三郎、早川が清水俊二と決まっていた。たまに稲葉由紀訳、田中小実昌訳というのがあるが、双葉訳と清水訳と相場が決まっていたのだ。チャンドリアンとしてはこの二人が馴染みぶかい。
しかし、ここ数年、村上春樹がチャンドラーの新訳をしている。
『ロンググッドバイ』、『さようなら愛しき人』、『ザ・リトル・シスター』、そして、去年の暮れに、『大いなる眠り』が刊行された。
先に刊行された三冊は早川の清水訳があり、今回は初めて、創元の双葉訳に代わっての訳。まだ版権を創元が持っているものと思ったが早川に版権が移っているみたいだ。(もっとも、チャンドラーが亡くなって50年を経過しているが…)
『プレイバック』、『湖中の女』、『高い窓』がまだある。まだまだ楽しみである。それにしても、今回はミステリマガジンはチャンドラーの特集を組まなかったな。
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