キネマ旬報が選ぶオールタイムベストテンの一位は邦画は「東京物語」、洋画は「ゴッドファーザー」。ある意味納得できる。
中には「?」があるがだいたいうなづける。
「幕末太陽傳」は上位に入り、いつも評価が高い。
落語「居残り佐平次」を元にしたフランキー堺主演の傑作。
そのラスト・シーン。墓場から逃げ出す設定で、撮影所から、街へ飛び出すシーンがあった。
今では斬新で許されるかもしれないが、当時は突飛過ぎて、スタッフからも、フランキー堺からも反対にあって変更せざるをえなかった。
もし、そのシーンだったら、この作品の評価はもっと変わっていたかも知れない。
その辺りのいきさつは「栄光なき天才たち」で述べられている。
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