トルコが国連安全保障理事会で、分離主義テロ組織YPG/PKKを「正統化しないよう」呼びかけた。
トルコのラウフ・アルプ・デンクタシュ国連大使は、
「トルコは、PKKが犯してきた罪と侵害の記録は進んで認めるが、国連がテロリストを承認または正統化する試みは一切認めない」と語った。
シリア危機の影響を最も受けているのは子どもたちであり、アサド政権のほか、分離主義テロ組織PKKのシリア分派、PYD/YPGによる子どもへの人権侵害が報告書に記録されていることに注意を促したデンクタシュ大使は、
「PYD/YPGがシリアで活動するDEASH(ISIL)、アルカイダ、ヌスラ戦線その他のテロ組織と同じ手を使っていることは疑問の余地がない。PYD/YPGをこれらのテロ組織と区別せず、少なくともそれと同程度に非難すべきだ。グテーレス事務総長の最終報告書は、PKKが拘束し支配している子どもたちへの恐ろしい行為を浮き彫りにしている」と語った。
また、「PYD/YPG/PKKは4万人以上の人々の血に手を染めたテロ組織であり、テロ組織として扱われるべきである。その存在と行動はどんな理由によっても正統化され得ない」と語った。