金価格の見通しは、現在2つの主要な経済現象が鍵となり、その両方とも米大統領ドナルド・トランプ氏が関わっています。
1つは現在の米中貿易紛争の結果であり、もう1つは米国の金利が引き下げられるかどうかという問題です。
簡単に言えば、貿易協議からのプラスの結果は金価格に影響を与えますが、利下げは金に関連するドル資産の魅力を減少させます。
セーフヘイブン資産としての金との伝統的なライバルであるドルも、ユーロに対して12カ月ぶりのプラスを記録しています。
3か月前のレートは0.8873ユーロで、1年前のレートは0.8514ユーロでした。
米国の中央銀行である連邦準備制度理事会は、7月30日と31日に金利を修正するための次回会合を開催します。昨年末まで、FRBは金融危機後に課された緊急事態から脱却するために金融政策を徐々に引き締めていると考えられていました。
2008年から2015年まで、公定率の目標範囲は0%-0.25%でした。その水準から、2.25%-2.5%の現在の範囲に上げられました。
しかし、世界経済が減速しているため、利下げへ方向転換し始めようとしています。
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