FOMC& パウエルFRB議長会見 | 個人投資家のためのコモディティBLOG(商品先物)

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米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明要旨は以下の通り。

雇用の最大化と物価安定の実現に努める。この目標を支えるため、(政策金利である)フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを2.25~2.5%に据え置くことを決定。

パウエル議長は19日のFOMC後の記者会見で「不確実性の高まりを踏まえ、景気拡大を保つため、適切な政策対応をとることを検討していく」と述べた。

また、この数週間の情勢変化について「逆流が再び浮上してきた」と表現した。海外の景気指標が下振れたほか、貿易交渉は「非常に大きな不確実性となり、企業や農家の懸念が高まっている」との見解を示した。

FOMCメンバー17人のうち8人が年内の利下げを想定していることが明らかになった。

◆2019年の金利見通し
利上げ1回(2.5%⇒2.75%)1人
据え置き (2.5%⇒2.5%)8人
利下げ1回(2.5%⇒2.25%)1人
利下げ2回(2.5%⇒2.0%)7人

マーケットは、リスクの高い資産が上昇、逃避先資産が圧迫された。

ドルは主要10通貨に対して広範に下落。一方、カナダ・ドルやオーストラリア・ドルなど資源国通貨は値上がり。

ドルは対ユーロで0.1%安の1ユーロ=1.1253ドル。対円では0.1%高の1ドル=108円15銭近辺。

米10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.12%。前日までの5営業日で25bp低下していた。