欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は、インフレ率は、その意図する目標に達しない場合は、別の債券購入プログラムがオプションとなる可能性があるという。
ECBが今月、少なくとも2020年前半までは政策金利を現水準に据え置くことを決め、利下げや量的緩和(QE)再開の余地があると表明。
しかしデギンドス副総裁はイタリア紙コリエレ・デラ・セラとのインタビューで、ECBが4月に公表した「専門家予測調査をみると、状況はやや異なる。インフレ期待は安定を維持している」と指摘。
ドラギ総裁は火曜日に、明らかに派手な口調で、今後数カ月間に経済状況が悪化した場合、銀行は新たな刺激策を発表するだろうと述べた。
デギンドス副大統領はドラギ総裁のコメントに加えて、中央銀行が実行することができるいくつかの可能な対策を概説した。