2日目の米中貿易協議を終えてムニューシン財務長官は「建設的な議論だった」と述べたと伝わった。トランプ大統領も「中国の習近平国家主席と私の関係はとても強く、会話は今後も続く」とTweetした。
このような10日まで開かれた米中閣僚級協議を終えたトランプ米大統領などの発言が伝わると株価は上昇に転じた。
ダウ工業株30種平均は、前日比114ドル01セント高の2万5942ドル37セント(速報値)で終えた。
✔トランプ氏による中国の関税支払いにおける「1000億ドル」はまだ終わりではない。
✔トランプ大統領は、中国との進行中の貿易戦争におけるある種の勝利を主張し、中国製品に対する最新の輸入関税は中国に米国財務省に「1000億ドル」を支払うことを強いると主張した。
✔実際、関税引き上げの負担は、中国製の製品の購入者、そして最終的にはアメリカの消費者にある。
✔オックスフォードエコノミクスの推計によると、それは結局、すべてのアメリカの世帯に約800ドルかかることになるかもしれない。
トランプ氏は誰が関税を払っているのかを知らないようだ。
関税は輸入業者が支払わなければならないものであるのに対し、関税は政府によって課される税金である。
トランプ氏は、新しい関税収入は現在の年間関税水準の2倍以上の1,000億ドルに達すると主張している。
また、中国は米国財務省に対してより高い関税を支払わなければならなくなるため、米国は中国製品に対するより高い関税の恩恵を受けると主張している。
しかし、その負担は、それらの商品を販売する輸入業者、卸売業者、小売業者、そして最終的にはそれらを購入する米国の消費者によって発生する。
トランプ氏の中国製品に対する関税の引き上げは、誰が請求書を処理しても、米国の経済成長を阻害するだろう。