☑株式CFD
日経225は前日比121円安の22080円で推移している。
実線は22000円や25日移動平均線を回復し、11月20日安値21350円から上昇している。
オシレーター系テクニカル指標のストキャスティクスは74%近辺まで上昇し、平均足やポイント&フィギアは陽転しており、短期的な上昇期待が高まっているように見える。
実線の上方では200日移動平均線や3月安値から引いた上昇トレンドラインが強い抵抗として意識されそうだ。この意味合いは、27年ぶりの高値を示現した10月高値24576円から10%以上下げていること、日柄が浅いうちに上昇を演じていること、一目均衡表の雲をすでに下抜けている点がすべてトレンド転換を示唆しているということだ。
☑為替
ドル円相場は前日比0.05円安の113.56円近辺で推移している。
実線は一目均衡表の雲をサポートに3月安値から引いた上昇トレンドラインを回復し、再び上昇し始めている。
オシレーター系指標のストキャスティクスは63%近辺に上昇し、平均足も陽転している。
ただ、ポイント&フィギアやMACDが買い転換していないことから、上昇期待はまだそれほど強くはなさそうだ。
10月4日に114.565円を示現したあと、高値安値ともに収斂しており、三角保ち合いを形成している。
これはトレンド発生の力を温存している過程に現れる動きであり、近い将来に大きなトレンドの変化があることを暗示しているとも云えよう。
☑貴金属
東京金は前日比11円高の4457円で推移している。
実線は25日移動平均線や200日移動平均線を回復し、8月安値4112円から引いた上昇トレンドラインを維持するカタチとなり、11月安値4370円をボトムに上昇し始めている。
オシレーター系指標のストキャスティクスは上昇過熱圏の91%に上昇する中、平均足やポイント&フィギア、MACDが買いサインを点灯していることから上昇期待が高まっていると云えよう。目先は11月高値の4478円を試す展開が想定される。
☑エネルギー
東京原油は前日比140円高の41530円近辺で推移している。
実線は10月4日に示現した高値58300円から大きく下落。今年3月の水準まで値を崩している。
オシレーター系指標のストキャスティクスは下落過熱圏の11%近辺で推移しており、11月は下落過熱圏の中での推移を継続している。
また、平均足は10月中旬以降、継続して陰転陰しており、ポイント&フィギアやMACDにおいても売りサインを継続している。
日柄としては新しいサイクルを形成する時間帯に絡んできたことから考慮すると、ここからの時間帯は買い場を探す時間帯に入ってきたと言えるが、いまだ転換サインが点灯していないため、焦らず転換の変化を確認する必要がありそうだ。