ただ、米国の石油掘削については最近平準化されており、過去1ヶ月間の石油リグ計数は2回減少。Baker Hughesのエネルギーサービス会社は、米国の石油リグ計数が現在859で、2つの石油リグが今週閉鎖されていると報じています。
また、サウジアラビアの発電量は、OPECがバレル数を引き上げると考えられていたことを考慮して、1日当たり10.29百万バレルの発電に留めたことから20万バレル近く減少しています。
サウジアラビアと米国のリグの数が減少したという報は目先の下値支え要因となりそうです。
東京原油は49610円近辺で堅調に推移しています。イラクの生産予測と米中の貿易関係の緊張が相まって、原油価格の高止まりが続いています。上値抑制については米政府による対イラン制裁の再発動を控えた不透明感が相場の重石となっています。
