ボトムサイクル分析の重要性について | 個人投資家のためのコモディティBLOG(商品先物)

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チャートは東京ゴムの日足です。
今回はボトムサイクル分析について簡単に触れたいと思います。

ボトムサイクルとはそもそもどういうものかということですが、ボトムサイクルは安値を起点としたサイクルのことで、サイクル分析とは時間の分析であり、広義ではタイムサイクルといいますが、その中で、安値から次の安値(ボトムサイクル)までの期間がおおよそ同じ期間で形成されていることを前提に相場の日柄と波動を確認するテクニカル手法のことをボトムサイクルといいます。

サイクルは以下の原則で構成されます。

(1)大きなサイクルと小さなサイクルの合成でできる「合成性の原則」
(2)大きなサイクルは小さなサイクルの整数倍となる「調和性の原則」
(3)大きなサイクルと小さなサイクルは同時に安値をつける「同時性の原則」
(4)大きなサイクルの振幅は小さなサイクルよりも大きい「比例制の原則」

つまり、サイクルには大きなサイクルの中に小さなサイクルがあり、さらにそれらのボトムは大きなサイクルに合わせて同時に起こるという習性を利用して分析を行うテクニカル分析です。

ボトムサイクル分析において注目しておきたい重要な点に、サイクル・トランスレーションというものがあります。
これは、安値と次の安値はほぼ一定間隔で形成されるものの、高値はトレンドによって変動することが多く、上昇トレンドでは高値は中心よりも右側(ライトトランスレーション)で形成しやすく、下降トレンドでは中心より左側(レフトトランスレーション)で形成されやすくなるということです。

一定のリズムでボトムを形成するものの、高値(トップ)についてはリズムはバラバラでそのトップを付ける時間帯はトレンドの方向を示す場合が多々あるということです。

また、この「一定のリズムでボトムを形成する」というサイクルには許容範囲というものがあります。

サイクルは常に100%の規則性があるのではなく80%以上の確率で起こるということです。

つまり、前回のボトムサイクルが20日で形成したからといって、今回のサイクルも20日で形成されるとは限らず、それは80%以上の確率で近い時間帯にボトムを付ける可能性があるということです。

最後に簡単なサイクルの確認方法についてお伝えすると、

(1)直近の最安値を探す
(2)最安値から前後にある高値を結ぶ
(3)高値から次の安値を結ぶ

安値を算出する方法には、オシレータ系指標(RSI等)や平均足などを使う方向があります。これにより、高値・安値を見つけやすくなります。


以上、今回はボトムサイクル分析について、簡単にご説明してみました。

ボトムサイクル分析により相場の方向性を確認し、プライスアクションを用いて参戦ポイントを分析することで相場の動きが分かりやすくなるでしょう。



 

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