東京金 今週4266円示現、来週の展開を分析 | 個人投資家のためのコモディティBLOG(商品先物)

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東京金の夜間立ち合いは前日比1円安の4298円で終えました。

4日の週は4426円からスタートした後、大きく下落し、4日引け値では4337円まで値を崩す展開となりました。
その後、2日間の保ち合いを経て再び下値を試す展開となり、8日の相場では一時4266円まで値を崩しました。

この水準は昨年12/7高値4281円を下抜ける水準であり、今年1月から形成した上昇波の61.8%押しとなる4266円にぴったり面合わせ、達成したカタチとなりました。

この時、ドル円が107.66円の安値を示現したことが東京金の下落に繋がりました。
4266円を達成した後は押し目買いが活発となり、18日付の夜間立ち合いは底堅い展開で終始しました。
ただ、上昇の勢いは強くなく、また日柄が22日目ということで前回のタイムサイクルを考慮すると、あと17日程度の下降波を形成する可能性を残しています。

つまり、来週の展開としては保ち合いを演じた後、再び下値を試す展開も想定されます。
その確認としてはまず4266円を下抜けることです。
このラインを下抜けると、複合型ヘッド&ショルダーズの下値ターゲット或いは一目均衡表の値幅観測論のN計算値である、4238円が視野に入ってきます。いずれも算出方法は同じであるため、今回の下値ターゲットとしては妥当値(目安)になりやすと云えるでしょう。

もう一つ仮定をしておきたい点は4266円を維持した場合です。
この場合、注目するテクニカル指標は平均足とRSIです。

平均足は現在7営業日連続で陰線を形成しています。前回の陰線は5営業日でその後3営業日の陽転を形成し、実線では102円の上昇を演じました。
今回、4266円が一時的な安値としても4366円近辺まで上昇する余地があるでしょう。
この水準は75日EMAや200日EMAの水準である、テクニカル分析の観点から考慮して強い抵抗帯と云えます。
RSIは50%ラインを上抜ける場合はレンジ形成の時間帯となり、70%ラインを上抜けると上昇波形成の時間帯に入るという確認ができます。
現在は27%近辺で推移しています、仮に上昇する場合、70%未満までの上昇は戻り調整の範疇であると判断できるでしょう。もしこれが70%ラインを上抜ける上昇となれば下降波形成の可能性は薄れるでしょう。

▼ローソク足だけの日足チャートでは今後の方向性等を読むことが困難です。

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