NYゴールド8月物は6.10ドル安の1147.40ドル。
東京金6月限は11円安の4561円。
<材料>
・イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は年内の利上げが適切との見解
を堅持
・卸売物価や鉱工業生産、ニューヨーク州製造業景況指数などの米経済指標がいずれも良好
<テクニカル分析(日足)>
・NYゴールド
売り優勢の展開に陰線を形成し、安値引けしました。
これにより、昨年11月7日安値と今年3月17日安値を結んだ延長ラインを下抜けました。
CFTC建玉明細で報告されている大口投機玉はネットで50448枚の買い越しとなり、前週の67155枚よりは減少しているものの、2013年6月安値以降のレンジ相場の下限で推移していることで、買い方は苦しい時間帯を強いられていると云えます。目先は3/17安値1141.6ドル、昨年11/7安値1130.4ドルが意識されますが、これを下抜けることになれば、買い方のロスカットが多発する恐れがありそうです。
・東京金
NYゴールドが下落したことで上値の重い展開に陰線を形成しました。
ただ、下値では200日EMAがサポートとなり、下ヒゲ陰線を形成しました。
日足チャートでは、RSIが中段保ち合い圏で下向きに変化したことや平均足が陰転していることで、下降トレンド継続を暗示するカタチになっています。
つまり、目先は200日EMA(4554円近辺)を下抜ける場合、7/9安値4478円を試す可能性がありそうです。目先は200日EMAを維持できるか注目されます。
<ピボット分析>
HBOP :4613
レジスタンス2 :4597
レジスタンス1 :4579
PIVOT :4563
現在値 :4561
サポート1 :4545
サポート2 :4529
LBOP :4511