東京金は前日比16円安の4568円近辺で推移。
日中立会いは、ドル円が朝方から円高に推移したことで先週末の高値から値を崩して始まっていますね。
ギリシャ支援問題については、まず先週末10日に短期国債の償還日を迎えたが、これは9日にギリシャ財務省が短期国債の入札を実施し、ギリシャ国内の大手銀行が中心に落札され、20億ユーロの短期国債の借り換えにめどがついたようです。
本日13日はIMFへの返済が4.5億ユーロあるが、延滞というカタチで濁していますね。
週末のユーロ圏首脳会議で、EU側は、15日までにギリシャ議会が年金や増税などの改革法案を可決することを支援再開の条件として要求しており、今週も先行きが不透明になりそうです。
今月は17日に短期国債10億ユーロ、20日にECB保有国債34.8億ユーロが控えています。
いままでの流れを考えると15日に決着はつかない可能性は高そうですね。
NYゴールドは1150円を維持しているものの、上値は非常に重いといった感触を与えています。
3/17に1141.6ドルの安値を示現した後は大きく上昇に転じましたが、今回はそういった流れとは異なる可能性が高そうです。
目先、1150円ドルや1141.6ドル、1130.4ドルを下抜ける可能性が高まっており、思わぬ急落も十分考えられます。
豊島逸夫氏曰く、有事は売りのタイミングになり得る。
<以下、豊島逸夫氏サイトより抜粋>
「有事の金」は米ソ冷戦時代に、核戦争に対するヘッジとして金が買われたことに由来するが、ベルリンの壁崩壊とともに、「有事の金」の必要性は薄まり、イラク戦争開戦時には、逆に有事で金が売られ金価格も急落している。
世界の超大国通しの海戦では有事の金買いとなり得ますが、今回はそれとは違いますね。
もちろん、リーマンションのときは大きく上昇をしています。
ただ、その前に240ドル程度の下落を演じています。
今回の相場付きを見ると、テクニカル分析面でも1000ドル割れを演じてもまったくおかしくない状態にあります。