東京ゴムの日中取引は前日比9.2円高の311.9円で引けました。
4日ぶり反発、上海高眺め午後一段高。
<実線とEMAの分析>
実線は各EMAを下抜けた後も下落が続き、
昨日は301.8円まで下落しましたが、
本日の相場は反転上昇となり、直近3日間の終値を上抜けました。
各EMAは下降傾向となっていることで、
目先の抵抗ラインとして注目されます。
<実線と一目均衡表先行スパン雲の分析>
実線は4月5日に雲の中に突入し、
その後も売り優勢の展開となりましたが、
雲下限を下抜けることなく、
本日の相場で反転上昇となったことで、
雲下限がサポートとして機能したカタチです。
<RSI分析>
RSIは4月11日に9.49%まで下落し、
実線が反転上昇したことで、45.1%近辺まで上昇。
これにより、20%以下の下落過熱圏からの上方離脱となったことで
下降波完了から上昇波形成を暗示するカタチとなっています。
<実線とRSIの分析>
実線は昨日の相場まで一本調子で下降波を形成してきましたが、
RSIは4月11日に9.49%の安値を付けた後は、
この水準を下抜けることなく、本日の上昇に至っています。
実線とRSIは逆行現象を演じた後、
実線の反転上昇、そして、RSIのネックラインブレイクを
形成したことで、波動が反転する展開を示唆するカタチとなっています。
<タイムサイクル分析>
平均ボトムサイクルは30本を形成する中、
2つの展開が予想されます。
1つ目:43本完了で新しいサイクルを形成する
2つ目:31本のサイクルの後、14本目を形成中である
判断が難しい状況ですが、平均ボトムサイクルを考慮し、
引き続く同サイクルで形成するのであれば、
後者の展開が濃厚と判断します。
つまり、本日の反発は下降波の調整の戻りとなるシナリオです。
<ローソク足の形状分析>
実線は2つの直近安値の終値を上抜けたことで
上昇波形成を暗示するカタチとなっています。
<一目均衡表の値幅観測論>
2月27日高値344.4円と3月7日安値320.4円のE計算値が
296.4円となります。昨日の安値は301.8円ですので
まだ達成していません。
<フィボナッチリトレースメント分析>
昨年7月27日の高値396.5円からなる下降トレンドの61.8%戻しが
340.0円となり、そのポイントは2月後半の相場でほぼ達成しています。
つまり、現状は下降トレンドを形成する可能性が高まっています。
<レジスタンス・サポート分析>
レジスタンス: 339.8円
※3月27日の終値
サポート : 302.4円
※4月17日の終値
<酒田五法>
2月後半から三山(H&S)を形成後の反落となっていることで
戻りは3月30日の安値324.1円が戻り最大値となります。
≪売買方針≫
一目均衡表の雲下限がサポートとして機能しましたが、
実線の上方では各EMAが強い抵抗として意識されるほか、
上記分析を総合的に考察すると、
戻りは売られる展開も想定されます。
75日EMAや25日EMA近辺からの反落は
戻り売りポイントと判断します。
売買方針は戻り売り待ちの様子見です。