東京金 ポイントは大勢の節目 | 個人投資家のためのコモディティBLOG(商品先物)

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★東京金 ポイントは大勢の節目

東京金の日中取引は前日比6円安の4271円で引けました。
NY時間外安眺めて続落。

<実線とEMAの分析>
実線は25日EMAを抵抗に上値の重い展開となっています。
2月27日に年初来高値4654円を示現した後は、
小波動を形成しながら、下ね切り下げ型の下降トレンドを
形成しています。
この流れが続くのであれば、実線の下方で推移している
200日EMA(4226円近辺)を試す展開が予想されます。

<実線と一目均衡表先行スパン雲の分析>
実線は雲の中で方向感の乏しい展開が続いていますが、
上述したとおり、25日EMAが抵抗として機能したことで、
再び雲下限(4231円近辺)を試す可能性が高まってきました。

<RSI分析>
RSIは20%~70%の間で推移する中、
実線が上値の重い展開となったことからレンジ下限となる20%
割れを試す展開となっています。
20%を割り込んでくるようならば、
もう一段の下落を暗示するカタチとなり、
下降トレンド再開の確認サインとなりそうです。

<実線とRSIの分析>
実線は直近安値を下抜けた水準で下げ止まっている一方、
RSIは直近安値を維持するカタチとなっていることで、
実線とRSIは逆行現象を演じています。
通常、逆行現象はいままでのトレンドの終息を暗示しますが、
実際に反転するには、各主要指標の反転サインを確認する必要があります。
現状、実線は25日EMAを上抜けできず、
RSIは直近高値となる67.5%を上抜けていません。
RSIが直近安値となる26.8%を下抜けると、
逆行現象は崩れますので、再度下落リスクが高まってきます。
※現行のRSIは29.0%近辺で推移しています。

<タイムサイクル分析>
平均ボトムサイクルが28本を形成する中、現行29本目を経過しています。
状況としては、日柄達成から反転上昇の時間帯に絡み出しています。
4月5日の安値4318円で新しいサイクルが発生しているのであれば、
まだまだ下落の余地もありますが、
仮にこのサイクルが終了していないのであれば、
上昇トレンドに変化するタイミングとなるため、
目先の動向には注目したい場面です。

<ローソク足の形状分析>
実線は小幅ながら直近2つの高値を形成した日の終値を上抜けたものの、
4月13日および4月16日の両日で25日EMAの上方ブレイクに失敗したことで
上昇期待のダマシとなった状態です。

<一目均衡表の値幅観測論>
値幅観測論のN計算値となる4237円を達成したことで、
反転上昇の期待が高まりつつあります。

<リトレイスメント分析>
昨年12月30日の安値からなる上昇トレンドの38.2%押しの
4301円を達成しています。
この水準から反転上昇となれば、強い上昇トレンドを演じる可能性が
高まってきますが、50%押しの4207円を下抜ける場合は、
下降トレンド継続を暗示するカタチとなるため要注意です。

<レジスタンス・サポート分析>
レジスタンス: 4371円
         ※4月13日の終値
サポート:   4271円
         ※4月9日終値4321円を下抜けたことで下値切り下げ継続

<酒田五法>
現状、目立った形状は出現していません。

≪売買方針≫
25日EMAが抵抗として機能したことや
各指標で反転のサインが点滅していないこと、
下値切り下げ型のレンジ相場を継続していることから、
戻り売りスタンスが有効と考えます。