今回は、私が常に活用しているタイムサイクルについて簡単に。
一目均衡表はトレンドの方向性や抵抗支持として活用する指標と説明しました。
タイムサイクルはトレンド転換の時期や波動の方向性を確認する指標として活用しています。
私は実線チャート画面の下方にサイクルラインを引いて視覚的にわかるようにしています。
ラインの引き方は簡単です。
まず、チャート画面の一番左から順に一定間隔出現している安値を探していきます。
次にチャート画面の一番左から順に高値を探します。
高値の場合は一定間隔ではなくていいです。
大方のサイクルがわかったら、実際にラインを引きます。
一番右側までラインが引けたら、次に一番左から順に安値と次の安値までのローソク足の本数を数え、その安値の間に本数を記載していきます。
これで何本の日柄のボトルサイクルを形成されているか視覚的に確認できます。
ボトムの間隔はトレンドの急変等で大きく変化する場合がありますが大方同じ間隔の日柄を演じます。
実際にボトムサイクルをご自身で描画すると分かりますが、不思議に同じ間隔の日柄になります。
なお、トップ(高値)の間隔は一定ではなく、左に傾いていたり、右に傾いていたりします。
これには意味があります。
基本的に投資商品とは買い方がメインです。
つまり、急変には定期的に買いが入ります。
売られる時はそうではありません。
定期的に売ることはありません。
売られると云うことは何か下げるニュースが出たり、テクニカルな売りによるものが殆どです。
そういうことがなければ、相場は上がり続けます。
いつ売り材料が出るか解りませんが、売り材料が出れば日柄が浅くても相場は下げます。
しかし、突発的な下落は短命で直ぐに買い戻される可能性が高くなります。
ここで注目されるのがボトムサイクルです。
ボトムまでの日柄が浅けば、元々売ろうとしていた短期筋が売ってくるのでしばらく売りが続く可能性が高まります。
大きな材料がなければ平均ボトムサイクルの日柄あたりで再び買われ始めます。
売り材料がなければ一つのボトムサイクルの終わり近辺で短期筋の売上が出てボトムを形成します。
つまり、大きな売り材料がなければ確率的にトップを形成するのはボトムサイクルの右側になります。
これを「右移転」と云います。
実はボトムサイクルは奥が深いです。
心理的な部分が多く含まれています。
少し長くなりましたのは今回のボトムサイクルの説明はこの辺で終わります。
後日、この続きをお話致します。
(^_^;)