前日のシカゴコーン下落を受けた買い方の手仕舞い等により、昨日の上昇幅を削る展開となりました。
日足チャートで考察すると、
実線は4月21日高値と6月10日高値を結んだ延長線(レジスタンスライン)で上値を抑えられたカタチとなり、“包み線”を形成しました。
包み線とは、前日の値幅を包み込む大陽線か大陰線の足型です。
前日の足を抱いているように見えることからついた名前で、上位の包みは天井、下位の包みは底の暗示する足型といわれています。
今回は、上位の包みですので、天井を暗示しているということです。
RSI(5日)が80%以上の加熱圏に到達していることも目先の高値達成を暗示するカタチです。
ただ、実線は依然、一目均衡表の先行スパン雲や各移動平均線の上方で推移していることで、上昇波継続となっています。
来週前半で先行スパン雲や25日EMA・75日EMAを下抜ける場合、下値ターゲットは200日EMA(26,000円近辺)まで視野に入ってきます。
逆に7月21日高値(27570円近辺)を回復できれば、上昇波継続となりますので陽注目です。
なぜ、7月21日高値に注目したかといいますと、この水準は過去の節目として注目されるラインになっているからです。
