3日の東京ガソリン相場は、前日比1000円安の63820円で引けました。
NY原油が米経済に対する先行き不安に圧迫されて3営業日連続で下落したことを受けて、日本市場でも売りが優勢となりました。
実線は7月11日に68,700円の高値を示現した後、65,000円~67,500円の間でレンジ相場を形成していましたが、8月2日の相場でレンジ相場下限を終値ベースで下抜けています。
これにより、MACDラインはマイナス圏に下落し、オシレータもマイナス圏で拡大傾向となっています。
また、RSI(5日)においても中段保ち合い圏で指数密集圏を形成していましたが、ここにきいて30%を割り込み、16.75%近辺でまで下落しました。
今後の展開ですが、
注目すべき点はRSIですね!
過去経験則から考慮すると、RSIが20%を割り込むポイントは下降波の最終段階となることが多く、今回も20%を割り込んでいることで反転上昇の時間帯に差し掛かっていると判断できます。
そうなると、どのポイントがサポートとして機能するのかを考える必要があります。
日足チャートでは、移動平均線を3本描画しておりますが、その中で実線にもっとも均衡している200日EMAが下値ターゲットとして視野に入ってきますね。
この200日EMAは、大勢のトレンドを把握するために活用される指標です。
現行は、緩やかな上昇トレンドを形成しているため、今後、実線が200日EMAを下抜ける場合は、目先のレンジ相場または下降トレンド形成を示唆するサインと判断できます。
つまり、200日EMAが今後、サポートラインとして機能し、反転上昇できるのかどうかが、目先の注目ポイントと云えるでしょう。
目先は米経済等の材料を注視しながら、200日EMAを節目に上下どちらに向かうか注目したいところですね。