源九郎とよさんは少し怠け者でして、普段はとっても良く動いて、驚くほどの仕事の量をテキパキこなす人なのに、いったん電池切れになると全く動かなくなります。
そうなると、2~3日は怠け者になってしまいます。
彼女の怠け癖は、3ケ月に1回くらいやってくるようで、それがやってくると何もする気がなくなるそうです。
毎日のお仕事は、お客様相手なので、さぼるわけにはいかないため、それはちゃんとこなすそうですが、それ以外にやっている宣伝活動の投稿とか、健康情報の発信とかがストップしてしまいます。
さらに、旅情報やグルメ情報のサイトを立ち上げていたそうなのですが、それが1年前に乗っ取りにあってしまったそうです。
それからは、それらの情報をSNSでアップするようになったそうですが、それも怠け癖のスイッチが入ると何か月もストップしてしまいます。
さらに、すごく面白くて、これはみなさんに聞かせてあげたいな~と思うような不思議な出来事も、「書くのが邪魔くさい~」と言って全然発信しようとせず、いつも私か妹さんに話て終了~~!!なので、もったいないなと思います。
なので、源九郎よさんが体験した不思議話等を聞いたら、私がブログにアップしてあげようと思いました。
それで、最近私がとよさんから聞いた話の1つを、まず紹介したいと思いますね。
とよさんは初詣として数日前に、翡翠の姫であるAちゃんとチェンマイに行って来たそうです。
そこで、今年は蛇年だということで、蛇のお寺に初詣に行ったそうです。
すると、1匹の鳩がお堂の前にうずくまっていて、羽根を膨らましていたそうです。
鳥が羽根を膨らませるのは、病気や体調が悪い時や、暖を取っている時になるそうですが、この時は何かを訴えているような気がしたそうです。
それで、いつも以上に注意深くお寺の境内を回ったところ、ライオンの像が安置されているところがあったそうです。
タイでライオンの神様が祀られているの見るのは初めてだったらしく、また、エジプトで「セグメト神」といいうライオンの女神様の大ファンになってしまったとよさんは、ライオンの神様に心を込めてご挨拶したそうです。
すると、そのライオンの神様の像が、またまた何かを強く訴えているような気がしたそうです。
「いったい何を求めていらっしゃるんだろう?」
と思いながら、お堂の周りを注意深く見渡すと、「放鳥するとご利益があります。1匹100バーツ」と言って、籠にたくさんの鳥を入れて商売をしていたおばさんがいたそうです。
籠には、たくさんの鳥がぎゅうぎゅう詰めに詰め込まれていて、弱ってぐったりしている鳥もいたそうです。
「動物と人の善意を利用して商売をするなんて!」
と怒りがわいてきたとよさんは、その鳥さん達を逃がしてあげようと思ったそうです。
でも、1匹100バーツで、数えると、鳥さんたちは30匹弱近く捕らえられていました。
「全部で3000バーツ程か~(日本円で1万4000円位)これは痛い出費だな~」
と思いましたが、数匹だけなんて選べないと思ったとよさんは、全匹分出すと覚悟を決めたそうです。
すると、そばにいた翡翠の姫のAちゃんが
「私も半分だすよ~」
と言ってくれ、さらに一緒に同行していたタイ人の女性も「少ないけれど私も少しだけだします」と言ってくれたそうです。
そんなことから、その後すぐに鳥さん達は籠から開放されて、空に飛び立っていったそうです。
「ライオンの神様は、きっと鳥さんたちを助けろと私に求めていたんだな~」
と悟ったとよさんは、その使命を果たせたことにとっても気分がよかったそうです。
そしてバンコクに戻って数日後、とよさんが自分の部屋のベッドで寝ていると、ベランダでガサゴソと音がしたそうです。
「えっ、誰かベランダに登って来た? やばいガラス戸の鍵は閉めてない」
と思い、慌ててベランダを見に行ったそうです。
するとどうでしょう!!
ベランダに、鳥さん達が10匹くらい来ていたそうです!!
それも、とよさんがチェンマイで放してあげた鳥さんと全く同じ種類の鳥達だったそうです。
狭いベランダだったので、そこに本当に大小10匹くらいの鳥が座っていた光景は、びっくりするくらい異様な光景だったそうです。
これは、写真を撮らないと!!
と思ってあわててスマホを取りに行き、写真を撮ろうとしたところ、とよさんの動く音にびっくりして、ほとんどの鳥は飛び立っていなくなってしまったそうですが、残っていた数匹の写真を撮影して、私に送って来てくれました。
とよさんは、鳥さん達がお礼を言いに来たように思えたそうです。
とよさんが助けたのはチェンマイの鳥さんなので、バンコクまでお礼に来ることはないだろうけど・・・
おそらく、助けた鳥さんのバンコクに住む一族がテレパシーで情報を受け取って、とよさんのところにお礼の挨拶に行ったのだと思います。
動物達のテレパシーは、本当にすごいんですよ!!
とよさんのところには、良く猫達が「餌をください~」と来るそうです。
いつも帰る道で、何匹か餌をあげる野良猫達がいるそうですが、まったく会ったことがない猫なのに、とよさんの姿を見ると一目散に駆け寄って来て「わたしにも餌をください」とねだるそうです。
とよさんは、なんで~とびっくりしていましたが、猫同士のネットワークで、とよさんが餌をくれる人だと知れ渡っているんです。
なので、とよさんに会ったことがなくても、猫同士のテレパシーで、とよさんを始めて見た猫に「その人だよ~」と連絡が来るんです。
「アパートの部屋のドアを開けたら、いきなり知らない猫がドアの前に座っていることがある」
ととよさんはびっくりしていましたが、これも同じことです。
どうも源九郎とよさんは、動物に好かれる周波数を放っている人のようです。
またとよさんは、野良猫や野良犬に餌をあげるだけでなく、タイの野良犬猫の保護団体に毎月寄付をしています。
タイは敬虔な仏教徒が大半を占める国であり、野良犬猫の殺処分のない国です。
なので、保護団体以外にも通常はお寺で野良猫犬達を保護していますし、各地域でもそこに住む住民が餌をあげてお世話をしています。
野良猫や野良犬をほとんど見かけない日本と違い、街中のあちらこちらに野良犬や野良猫がいます。
犬なんかはセブンイレブンのドアの前で伸びるように寝ており、客が犬に遠慮して犬を踏まないように店の中に入って行くような光景が見られます。
なので、動物達をとても身近に感じることができる国です。
ただ、バイクの通行量が多いので、街中では交通事故に遭う猫が多く、田舎に行くと車が凄いスピードを出して走るので、道を横断中の犬がよく跳ねられています。
そのため、事故で何らかの障害を追う子達が多く、そんな子達に無料で治療をしている動物病院もたくさんあります。
小乗仏教のタイでは、動物に施しをすることは、お坊さんにお布施をすることの次に良い行いだとされています。
お布施の量で、来世はお金持ちに生まれ変わることができると信じられており、そのことも影響して動物には優しい人が多いのですが、それ以上にタイ人の国民性として、生き物や子供、高齢者等の弱者に優しい精神性があります。
また、日本人もタイ人に負けないくらい優しく親切な精神性を持った国民だと思います。
私は、両方の国の血が流れていることを誇りに思っておりますし、タイ人の多くが日本人を好きでいてくれることや、日本人がタイが好きで何度も旅行に来てくれることが、とても嬉しいです。
ということで・・・
今回のような少し不思議な話をとよさんから聞いたら、またアップしたいと思います!!