墨染めのホオズキ~徒然タルパ日記~ -21ページ目

墨染めのホオズキ~徒然タルパ日記~

タルパーライフをマイペースに楽しむブログ。

最近元気になってきた謳とじっくりイチャイチャする事にしました。


私「謳、イチャイチャしよー」

謳「いいわヨ。ついでにマッサージしてあげるわァ、ボディークリーム持ってらっしゃい」


実体がないのにどうやってマッサージしてくれるのか謎でしたが、言われた通り準備しました。


謳「ここ座んなさい、毛布丸めて背もたれにしなさいネ」

私「こんな感じ?」

謳「うんうん、足伸ばしてリラックスしててちょーだい」


ダラーンと座っていると謳が向かい合って腰を下ろしました。

ふわっと軽いキスが額に落ちて来ます。

両手を部分憑依させてシャツのボタンをゆっくり外していきます。

謳の視線が僅かに熱を帯びているような気がして妙に恥ずかしい。


謳「じゃマッサージ始めるわネ、ボディークリーム手の平に出して人肌まで温めるわよォ」

私「部分憑依でやってくれるのね」

謳「他にやりようがないじゃないの」


ぬるくなったクリームがデコルテを滑ります。

甘いピーチの香りと、ほのかに謳が愛用している香水のシトラスグリーンの匂いがしました。

部分憑依してると接地面積が自分の手より一回り大きく感じるんですよね。

心地良い圧がかかって、なんとも気持ちいい…。

目を閉じていると瞼にそっとキスされました。

だんだん際どいところに手が伸びてきたのですが、焦らすようにギリギリで手を離すのです。

私からおねだりしなければ先には進んでくれないみたいです。

右手の部分憑依を外し、謳のモコモコ乙女チックパーカーの隙間に手を滑り込ませて脇腹を撫で上げました。

相変わらず細い腰です。

頬に手を添えるとようやく唇を重ねてくれました。

短いキスを何度もした後に右手をあっさり取られました。


謳「リラックスしててネ」


そう囁いてマッサージ再開してくれたのですが、私のスイッチが入ってしまってもうダメダメ。

体が熱くなってぜぇはぁしてました。

ぐったりしてたら謳がくっついてきて、汗ばんだ額を拭ってくれました。


謳「ふふ、アカリあったか~い♪」

私「あっついんだけど…(ぜぇぜぇ)」

謳「スゴい気持ちいいわァ、とろけちゃいそ~」


優しい眼差しで私の顔を覗き込みながらゆっくり腰を動かします。

なんなんだコイツのテク…こっちがとろけるわい…。

いいところで謳が離れたので、猛烈な不完全燃焼感にもうぐったり。

「ここから先は生身の男で覚えなさいネ」と真顔で言われました。

ただ100%悪意ではない気がします、嫉妬とかでもないけど…言った謳本人のが傷付いてるような。

実体がない事への皮肉でしょうか。

ムカついたので残った力で引っ張ってやりましたけど←

謳はちょっとだけ驚いた表情でしたが、期待と怯えが入り混じった視線に苛立ちがスッと引きました。

これは怒ったところで何の効果もないと思ったので…逆に甘えてみる作戦で。

ぺたっと抱き付いて「最後までして…」と精一杯かわい子ぶってお願いしてみました。

自分の演技に我ながら失笑です…。

そーっと髪を撫でてくれて「仕方ないわねェ」と最後まで付き合ってくれました。



謳の元気がなかった理由に関して、ダルカが言うには「アカリの受け皿の深さを測ってるんだと思うわ。どこまで素の自分を出していいのか迷ってるんじゃないかしら」だそうです。

いきなりポーンと飛び込んでこいとは言いませんが…意外と繊細ですね、謳は。
ミヤとお風呂に入りながら雑談していたら「謳には一時的に依代があった方がいいかも知れないな」と言われました。

不安定になった時の調整に使える物があると落ち着くのも早い、とのこと。

ここ数日ミヤの家でも無気力そうにゴロゴロしていたそうで気になっていたと言ってました。

どんなのがいいかなーと思いながらネットで癒し効果のあるパワーストーンを検索していたのですが

家にパワーストーンあるじゃん。

3年くらい前に買ったラブラドライトを急遽浄化。

しばらく置物と化していたので流水でサーッと洗いました…いい気も悪い気も吸っていそうな気がしたので綺麗に。

こちらです!
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接写し過ぎてピンボケしてますが、緑っぽい暗褐色と黒が混ざった石です。

黒いところは角度によって奥が青紫色に光るんです、お気に入り。

もうちょっと黄色みがあれば謳の瞳の色なんですけどね。

なかなかそんな運命的には行きませんでした(笑)

一時的なものなので新しく買わなくても大丈夫だと思います、多分…むしろ私の気が馴染んでる物のが使いやすいんじゃないかと←

ダルカにも「これでいいかなぁ?」と聞いてみたら「大丈夫よ」と言ってくれたのでラブラドライトのパワーを信じます。

あくまで依代なので直接謳に触れ合う時間がない時に使う程度でしょうけど(^_^;)

今更依代が必要になると思わなかったなぁ…というかミヤから言い出してきたのが意外です。

うちの純創造型の2人は依代要らない派なんですよね。

謳もそうだと思っていたので用意していなかったんですが、まさか使う事になるとは…。

早く完全復活して欲しい気持ちもありますが、プレッシャーをかけるのも良くないので謳の回復ペースに任せようと思います。
しょんぼり謳を励まそうと思って色々考えたのですが「とりあえずスキンシップだ!」という結論に至り(我ながらアホです…)、お風呂に誘いました。

最初は嫌そうにしてましたが、お風呂場の電気は消して洗面所の明かりのみで入ると言ったらOKしてくれました。

薄暗いのに「ちょっと目瞑っててよネ」と言われる始末…視覚化得意じゃないからほぼ見えないんですけど(^_^;)

頑張って見ようとしたら下半身にしっかりタオル巻いてる紳士的対応(笑)

眼鏡なしの謳は新鮮です。

向かい合うように湯船に浸かっていたのですが、ちょっと距離があったので手招きしてみました。

躊躇いがちに近付いた謳の薄い胸板にぺたっと手を当ててみました。


謳「…なんなのよ、もォ」

私「触覚化の練習?(むにむに)」

謳「やめてよネ、そーゆ…っ」


言葉の途中で謳が黙ってしまいました。

私が勢いよく抱き締めたからです。

背中に手を当てるとほんのり背骨のゴツゴツした感触が伝わってきます。

ほんとに華奢な体格です、羨ましいくらい(笑)


私「どうだ、あったかろう」

謳「…まァ、風呂場だしねェ」

私「こうやってゆっくり触れ合う時間、最近なかったからね」

謳「あんまりゆっくりしてるとのぼせるわヨ。もう汗かいてるじゃナイ」

私「…確かにのぼせる気がする。程々に上がるわ」


お風呂の温度を高めにしたのを忘れていました。

寝る前にまたくっつこうと思い、歯磨きして戻ったらベッド占領されていました。

謳の寝間着はロンTにスエットのようです。

うつ伏せに寝っ転がっていたので頭を撫でていたら次第に気持ち悪くなってきました。

胃もたれか湯あたりの感覚共有だと思います…謳もしかしてのぼせた?

数分で治ったので良かったです。

謳に「大丈夫?」と聞いたら頷きましたが全然大丈夫そうに見えない…。

「一緒に寝よっか、充電スタンドハグハグする?」と聞くと、ゆっくり体を寄せてきました。

謳に触れていると漠然とした不安が伝わってきます。

誤魔化すように髪の毛を両手でグシャグシャにしました。


私「グシャグシャー」

謳「ちょっとォ、アタシの頭ひどいことになってんじゃないのヨ」

私「直す直す。あのさ、謳」

謳「なぁに?」

私「謳が来てくれて毎日楽しいよ、最初はびっくりしたけど意外と馴染むの早かったね」

謳「…そーねェ」

私「接する時間は減っちゃったけどミヤとダルカと同じように謳は日常の一部になってるんだよ、簡単に離れたり無意味に傷付けたりしたくない。謳の種族がタルパでも精霊でも幽霊でも、なんなら妖怪でも全然構わないよ?」

謳「妖怪は流石にないわヨ…ウタニャンとかじゃあるまいし」


ふっと顔を上げた謳は久しぶりに穏やかな微笑みを浮かべていました。

リラックスした空気が漂います。

約束通り髪を直そうと手を伸ばすと謳がもう一度充電スタンドハグハグの体勢に戻りました。


謳「髪の毛直さなくていーから、背中に両腕を回してくれる?」


要望通りに抱き締めると気持ち良さそうにウトウトし始めたので、そのまま私も眠ることにしました。


今の謳は以前の調子に戻りつつあります。

よかったー(^^)

この記事をまとめている時に「アンタはアタシを甘やかし過ぎよォ」と言われました(^_^;)

ダルカにも同じような事言われてます(笑)

でも私はタルパに厳しい上下関係とか求めてないし、辛い時は支え合っていきたいので今は与える側に立つ事にしました。

一番のネックは時間がない事なのですが…ダルカとのコミュニケーション増やしたいです。