共和産業株式会社様のご厚意で、NASCARレーサーの尾形明紀選手のトークイベントに参加しました! | 群馬大学学生フォーミュラチーム GUFTのブログ

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私たち群馬大学フォーミュラチーム(Gunma University Formula Team)通称GUFT(ガフト)は群馬大学生の有志によるチームです。

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2022年12月27日に共和産業株式会社様で行われた尾形明紀選手のトークイベントに参加させていただきました。このようなイベントを開催してくださったこと、大変感謝しております。改めて御礼申し上げます。

 

トークイベントで尾形選手がお話していた内容についてのレポートを書きました!

学F生も、そうでない方も!すでにご存じの方もいらっしゃると思いますが、アメリカで超有名な尾形明紀選手についてこの記事で知っていただければと思います!

 

尾形選手は小さなときからレースの「」、「スピード」といったかっこよさに惹かれ、小学校の時には親戚の叔父にもらったバイクで毎週遠い道のりを歩いてレース場まで通っていたそうです。

その後、NASCARのレースに魅せられて参戦を始めます。しばらく活動している中で、「レースで勝つ」を考えた時に、日本とアメリカの往復の生活を終え、アメリカノースカロライナ州に移住することを決意しました。現地では、レースをするためにお金が必要なためスポンサー探しにも奔走します。文化や環境の違いにより、日本と全く違う感覚を持つアメリカの人々にギャップを感じていたそうです。下積み時代には、日本人は尾形選手しかおらず、メカニックにも「仲間」と思われている感覚は薄く、まだまだ単身でレースに参戦することの厳しさを感じていたようでした。

そんな尾形選手は、ひたむきな努力をしながら現地に根付いて活動しているうちに、現地の人達から文化や生まれの違いの壁を越え、お互いが寄り添って接する環境が生まれました。尾形選手の実力とともに、周りのサポートが強力となり始めた今シーズン、日本人初優勝を果たしました。さらに、今シーズンのファン投票で決まるモストポピュラードライバーにも選ばれ、実力だけでなく、現地で愛される選手であることがわかります。

 

 

 

このような快挙を成し遂げた尾形選手ですが、お話を聞いている中で常々おっしゃっていたのが、「自分が掲げた目標に向かって今何すべきかをずっと考えて活動してきた」ということでした。「活動するためにはノースカロライナに。」「活動するためにはお金が必要で、そのためにはスポンサーになっていただかないといけない。」「速く走るためにはメカニックの助けも必要で、メカニックに考えを伝え、お互い寄り添うための努力をした。」・・・常に、今自分が何をすべきなのか考え、辛い時も目標を達成するために必要なことと考えていたようです。そしてレースに魅せられた少年時代の気持ちをずっと持ち続けているとおっしゃっていました。今シーズンの結果の裏には、目標や小さいころに感じた「楽しさ」を追いかけ続けた尾形選手の信念を感じました。

 

この「信念を持ち続ける」ことは私たちの学生フォーミュラのプロジェクトをやり遂げるために重要だと感じました。そして、信念に基づいた目標を達成するために何をすべきか、そして「何をすべきか」の「何(What)」のために「どんな方法(How)」が必要か考える作業は、まさに学生フォーミュラ活動と同じです。しかし、このPDCAを回し続けることは簡単ではありません。尾形選手はこれに向き合ったからこそ、今シーズンのような結果を出せたのではないでしょうか。

 

聞いたお話はメンバーのモチベーション向上だけでなく、実際の活動に還元できる内容ばかりでした。貴重な経験をいただき、大変ありがとうございました。

 

これからも何卒よろしくお願い申し上げます。