インタグの闘争の歴史は、30年以上に遡り、その間、ジュリマグア鉱山の攻撃と対峙してきた。

 

ジュリマグア計画は、インバブラ県において、大規模な露天掘りによる採掘を目指してきた。

 

3月29日、エクアドルのインバブラ県裁判所は、10年前にジュリマグア鉱山プロジェクトに与えられた環境ライセンスを、生物種とインタグに居住するコミュニティを保護する目的から、これを取り消した。

 

全国反鉱山戦線(FNA)はその声明のなかで、エクアドルの国営鉱山会社(Enami)とチリ銅国営会社(Codelco)が、共同で運営するプロジェクトのライセンスが、取り消しにいたった理由を説明した。

 

「裁判所によって出された判決は、すでに10年近く前に、国営鉱山会社に与えられた環境ライセンスを取り消したのだが、それは環境に関する事前協議の権利が侵害されていること、また自然の権利が侵害されていることが、承認された環境影響調査によって明らかになったからである」、このように文書は述べている。

 

同時にこの団体は判決について、そのツイッターのアカウントのなかで、これは「同じ地域のロス・セドロス保護林への有利な判断とともに、自然の権利を認めるうえで、重要な里程標となった」と評価した。

 

ジュリマグア計画は、インバブラ県において、大規模な露天掘りをおこなおうとするもので、これにたいし住民は、断固として、組織的に、平和的な方法で立ち向ってきた。

 

この判決によって、すでに6社となっている鉱山会社は、この土地から撤退しなければならないと見られている。

 

インタグのコミュニティの闘いの歴史は、30年以上になり、この間、ジュリマグア鉱山の攻撃に対峙し、フニン、チャルグアヤク・アルト、セロ・ペラド、バルセロナなどのコミュニティを防衛してきた。

(通算3949) (teleSURの"Anulan licencia ambiental de proyecto minero en Imbabura, Ecuadorによる)

 

(foto:FNAntiminero)