コロンビアのカタトゥンボ地方エル・カルメンの陸軍にたいする、民族解放軍(ELN)の攻撃で、政府軍兵士9人が死亡、そのほか多くの負傷者を出したのち、グスタボ・ペトロ大統領はELNとの交渉代表団を、協議のため召喚することを決定した。これに関して、ダニロ・ルエダ代表団の上級委員が語った。

 

上級委員は最近起きた暴力事件について指摘した。「これはコロンビアにおける平和の建設にとって、これを逃すものだ・・・現在の政府の目標にたいする、非常にネガティブな事象である。政府はコロンビアが生きていくことを可能にする、平和を目的にしてきたのだが」。

 

ルエダ委員は、ペトロ大統領の政府が、「非常に重要であると考えている、対話のテーブルに取り組もうとしているが、このような事件は、コロンビアにおける平和の構築を逃すことになる」と述べた。

 

しかしながら「すべての平和の構築には、困難さがつきものである。今回の問題も例外ではない。ここでの問題は、人間の生命という、取り返しのつかないものに打撃を与えたことで、それは軍人であるかどうかは関係のないことだ。これは平和というこの政府の目的にとって、非常にネガティブな事象である」。

 

このゲリラとの対話のテーブルを再開するかどうかについて、ルエダは、グスタボ・ペトロ大統領が招集した会議の結果待ちだと語った。そしてそのテーブルでは、すべての可能性について議論されることになると説明した。

 

グスタボ・ペトロ大統領は軍にたいする今回の攻撃を非難し、ELN側の行動にたいして批判していることを押さえておかなければならない。

 

「カタトゥンボの軍分隊にたいする攻撃はまったく許すことができない。兵役中の7人の兵士と、2人の下士官が死亡した。国民の兵士、変革の政府の兵士が、今日平和と人民からもっとも遠くにいるものたちによって」、大統領はツイッターを通じて書き送った。

 

軍によっておこなわれた中間報告によると、軍にたいする攻撃はELNによるもので、いくつもの爆発装置が使用された。

(通算3948) (RCN radioの"Atentado del ELN es un signo negativo para la paz, asegura comisionado Danilo Rueda"による)

 

(ダニロ・ルエダ政府側交渉委員。)