関西では高速道路が長時間にわたって機能が麻痺してしまう事態のなり、首都圏でも首都高が軒並み通行止めとなり、こちらの回復は明日以降に持ち越しとなりそうである。
気温が高かったために湿った雪になったことは昨日も書いた通りだが、その分、地面に降った雪は意外と早く融けているのに、橋の上や高架橋などに残った雪は夜間に凍結してしまい、除雪をより困難なものにしたようである。
昨日に続いて熊谷に出向く必要があったのだが、今日は北の太田市側からアプローチすることになり、刀水橋を渡るべく、夕刻近い太田駅前でバスを待っていた。
その時に見えた空は、夕日に染まり始めた雲が様々な形を見せていたが、その中にはいかにも大気がまだ不安定であることを示すものがいくつか浮かんでいた。
画像の中央からやや左には、吊るし雲のようなものが見える。
吊るし雲と言えば富士山の近くに現れるものが有名だが、これはその後の強風を予感させるものとして、山で活動する人たちは警戒するという。
富士山のような、気流を支配する圧倒的な存在がない場所でそうしたものが現れるということは、気圧配置の中に気流を乱すものが存在するということである。
関東でも、低気圧が東に抜けてからも東部にしつこく雲が貼り付き、千葉、茨城方面では中々雨が上がらなかったようである。
これから来週に掛けて、晴天とともに気温が上昇傾向という予報だが、気温が上がることで大気が不安定になると、局地的な嵐が起こるかも知れないと思い、今日は波動を探りながらも、自分感覚を100%信頼することができないままで熊谷を後にすることになった。