マック+ケンタッキー=マクタッキー!?(麦肯基)④~最終回~ | グッチのサイゴンせいかつ(旧:グッチのしゃんはいCook)

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2013年5月からサイゴン(ホーチミン)で生活しています。 グルメ情報、生活情報を中心に日々のあれこれを綴っています。2016年から愛知県在住。


ついに最終回となりました、中国・マクタッキー記事!


(①~③まではブログテーマ一覧の”中国パクリネタ”から見てくださいね)




<前回までのあらすじ>


最近ネットで瞬く間に噂となった、中国のパクリファーストフード店「マクタッキー(麦肯基)」。


字の通りマック(麦当労)とケンタッキー(肯徳基)を足して2で割ったような、いかにもインチキくさい店である。


これが妙にツボにハマッてしまった私は、ネットで調べあげ、上海で唯一の一店舗しかないというマクタッキーに潜入することを計画したのであった・・・。


さて、本当に「マクタッキー」は存在するのか!?






今朝は興奮のあまり、朝9時半に目が覚めた。


だって、あの「マクタッキー」に今日ついに対面できる(かもしれない)からである!


これを絶対みなさんに報告せねば!と、もはやレポーターきどりである。


創さんも乗り気で、二人で”マクタッキー潜入ツアー”に出発!


まずは地鉄1号線の「彭浦新村(peng pu xin cun)」駅へ。


上海火車駅から更に北へ5つめの駅である。







着いた! ポンプーシンツンジャン!





「宝山区の上海郊外だからきっとさびれているのだろうな・・・」


とわたしたちが思ってたのとは違い、駅周辺は活気に満ちていた。


道端にぎっしりとひしめく、夜店商たち。それに群がる住民。


ちょっとしたお祭りムードで、様子見がてらブラブラした。


そのあとタクシーに乗ろうとタクシーが捕まりそうな場所を探すことに。




マクタッキーに行く道のりは険しい






そこの住所、”場連路”は相当マイナーらしく、タクシー3台立て続けに「知らない」と言われる。

そして、期待を寄せながら4台目のタクシーを捕まえた!

4台目のタクシードライバー(女性)は「なんとなく、どのへんか分かる」と答えた。

「それでもいい」とこの女性ドライバーに身をゆだね、「もうどうにでもなれ!」という気持ちでタクシーを走らせた。

そして、あたりは何もないようなヤバイ地帯にどんどん入っていき、私たちは不安と比例して、妙なワクワク感までが高まって行った。


そして!


ついに目的の場連路35号へ!

















そこで待ち受けていたものとは!?































潰れたマクタッキー!!!

ズコーッドテッ




色あせた看板。しかしうっすらと「麦肯基」の文字が。




どうやら今でも「麦肯基」の店名で営業しているらしい。


あきらめず、中に入ってみることに。


中はすっかり中国のローカル食堂の雰囲気。


しかし結構店は繁盛しているではないか。(笑)



店は繁盛している。





壁には当時の残骸が・・・。


たしかにここにマクタッキーがあったのだ、と感じさせる。


私たちは感動さえ覚えたのであった。




チキンバーガーと怪しげなキャラクター



<拡大>油まみれで何年も拭かれていない、汚れたキャラクター




確かにここにはマクタッキーが存在していた!



なんだかとても痛々しい。




おなかもすいていたので、せっかくだからとここ「元・マクタッキー」で食事をとることに。




様々な中華メニューが並ぶ。




私たちはビール、卵とエビの炒め物、ピーマンとジャガイモの炒め物、チャーハンを注文。


味は普通においしい。


ふたりでしめて21元。めちゃくちゃ安い!




食べかけの写真ですが・・・。




大人数用の個室も完備している。




結果は、「上海のマクタッキーは潰れていた」。


店主に聞いたところ、2003年をもって潰れたそうである。


今のこの食堂と関係性があるのかどうかは分からないが。


場所がかな~り悪いので、これは商売が難しいであろう。


しかし、自分の足で行き、目で確かめたことで満足した私たち二人であった。


ちなみに彭浦新村駅からはタクシーで13元ほど行ったところです。(場連路×洛場路)


行く人はいないと思いますが・・・。


いつかホンモノ(!?)のマクタッキーに出会えることを夢見て・・・!!!