ついに最終回となりました、中国・マクタッキー記事!
(①~③まではブログテーマ一覧の”中国パクリネタ”から見てくださいね)
<前回までのあらすじ>
最近ネットで瞬く間に噂となった、中国のパクリファーストフード店「マクタッキー(麦肯基)」。
字の通りマック(麦当労)とケンタッキー(肯徳基)を足して2で割ったような、いかにもインチキくさい店である。
これが妙にツボにハマッてしまった私は、ネットで調べあげ、上海で唯一の一店舗しかないというマクタッキーに潜入することを計画したのであった・・・。
さて、本当に「マクタッキー」は存在するのか!?
今朝は興奮のあまり、朝9時半に目が覚めた。
だって、あの「マクタッキー」に今日ついに対面できる(かもしれない)からである!
これを絶対みなさんに報告せねば!と、もはやレポーターきどりである。
創さんも乗り気で、二人で”マクタッキー潜入ツアー”に出発!
まずは地鉄1号線の「彭浦新村(peng pu xin cun)」駅へ。
「宝山区の上海郊外だからきっとさびれているのだろうな・・・」
とわたしたちが思ってたのとは違い、駅周辺は活気に満ちていた。
道端にぎっしりとひしめく、夜店商たち。それに群がる住民。
ちょっとしたお祭りムードで、様子見がてらブラブラした。
そのあとタクシーに乗ろうとタクシーが捕まりそうな場所を探すことに。
そこの住所、”場連路”は相当マイナーらしく、タクシー3台立て続けに「知らない」と言われる。
そして、期待を寄せながら4台目のタクシーを捕まえた!
4台目のタクシードライバー(女性)は「なんとなく、どのへんか分かる」と答えた。
「それでもいい」とこの女性ドライバーに身をゆだね、「もうどうにでもなれ!」という気持ちでタクシーを走らせた。
そして、あたりは何もないようなヤバイ地帯にどんどん入っていき、私たちは不安と比例して、妙なワクワク感までが高まって行った。
そして!
そこで待ち受けていたものとは!?
潰れたマクタッキー!!!
ズコーッ
どうやら今でも「麦肯基」の店名で営業しているらしい。
あきらめず、中に入ってみることに。
中はすっかり中国のローカル食堂の雰囲気。
しかし結構店は繁盛しているではないか。(笑)
壁には当時の残骸が・・・。
たしかにここにマクタッキーがあったのだ、と感じさせる。
私たちは感動さえ覚えたのであった。
おなかもすいていたので、せっかくだからとここ「元・マクタッキー」で食事をとることに。
私たちはビール、卵とエビの炒め物、ピーマンとジャガイモの炒め物、チャーハンを注文。
味は普通においしい。
ふたりでしめて21元。めちゃくちゃ安い!
結果は、「上海のマクタッキーは潰れていた」。
店主に聞いたところ、2003年をもって潰れたそうである。
今のこの食堂と関係性があるのかどうかは分からないが。
場所がかな~り悪いので、これは商売が難しいであろう。
しかし、自分の足で行き、目で確かめたことで満足した私たち二人であった。
ちなみに彭浦新村駅からはタクシーで13元ほど行ったところです。(場連路×洛場路)
行く人はいないと思いますが・・・。
いつかホンモノ(!?)のマクタッキーに出会えることを夢見て・・・!!!