前回のブログ



お兄さん7回目の転院先(前の病院)に到着。



介護タクシーの人が


車からすぐ降り


「看護師さん呼んできますっ」



旦那に車内の様子を聞くと


病院に到着する少し前


痰がからんで苦しそうにしていたと。



ま、大丈夫そうで良かった。




看護師の方が2人きた。


病院のストレッチャーに移るお兄さん。



看護師の人が


「検査しますのでね」と。


あたしは


心の声が漏れ出たというより


心の声が吹き出したように



「えーー、まーた検査するんですかー」



と言うてしまった。



「リセットするようなもんです」



と看護師の人は笑顔で言う。




リセット?


いらんことせんでもえぇのに。


これは心の中で言うた笑





なんでそんな事を言うたり


思ったりしたかといいますと


まぁ不信感もあったし


さっきまで入院していた先生が


検査のリスクがあると言うてはったし


前の病院でしっかり検査もしてくれてたから。



まー、今までも転院してきたら


すぐ検査やったし、わかってるけど。


まー、感情が先走り、口走ってしまった😅







ちょいと話しは変わり


病院が変わると先生も変わるわけで


毎回やないけど


顔や雰囲気、喋り方とかで


○○に似てると思うことがあり



あたしが思った


1回目と、3回目の転院先の先生が


顔や背丈も俳優の眞島秀和さんに似てる。







2回目の転院先の先生は


旦那が言うたんやけど

体格やガチャガチャした雰囲気、話し方が

関西のタレント、タージンに似てると。






で、4回目の転院先の先生は


少しガッチリしてるが

背丈とメガネが尾身会長に似てると思った。






そして 


5回目と、今回(7回目)の転院先の先生は


旦那いわく、話し方や顔が

手品師のゼンジー北京(ペキン)に似てると。



※写真全てお借りしました



旦那との会話は[北京ちゃん]で通じる。

(以後、北京ちゃんと呼ぶ)







話しは戻り


ニコニコした笑顔で


北京ちゃんがきた。



少し訛りのある感じで


「ガンじゃなかったんだってね。

よかったねえー」





?????



あたしと旦那は固まっていたw



(・・;)

よ、よ、よかったねえ?


よよよ、よかったで…よかったけどな…。





ま、直腸ガンの疑いで検査するのに


転院した結果


血栓が見つかったから良かったな。







北京ちゃんから


今後のことについて話があった。



♦️入れる血管がないので静脈栄養使いたくない。

(左の肩?の血管1本あるだけ)


♦️心肺停止の時はどうするか?


♦️左側の脳に水が溜まってる



他にも話はあったが、旦那に任せたので

途中から話しは聞かへんかった。





水が溜まってる?


凹みがマシになったのは


水が溜まってるからなのか?


ちょい信用できひんけどw


ホンマのとこどーなんかな🤔






心肺停止の時はどうするか?


旦那は


「肋骨折れるほどの措置は望まないが

ある程度の救命措置はしてほしい」と。



お兄さんは肋骨も浮き出ていた。




北京ちゃんは


「自然に息を引き取るような場合は、しない。

大丈夫そうならする」と。




大丈夫そうならって何?


と思ったが


まー、話しは途中から聞いてへんかったし


旦那が理解と納得してたら良いと思い


何も言わへんかった。




そのあと


輸血同意書などにサインする旦那。




​🔹北京ちゃん🔹
人柄は良い。

無愛想でトゲトゲしたとこもないし

威圧感もない。




北京ちゃんからの話しも終わったあと


書類などにサインして


荷物を渡そうと思っていたら


髭剃りがないことに氣づく。



少ししたら前の病院から電話があり


髭剃りを渡し忘れていたと。


なので取りに行くことになった。




病室に入る前に


お兄さんに声をかけたり


写真を撮ったりした。


珍しいことに?目は開いていた。



検査が辛かったんか


痰が絡んで辛かったんか


うっすら涙が出ていた。









病院を出たあと


お母さんのシーツや布団を


コインランドリーに持っていく。


その合間に食料品の買い物。


一旦家に戻り食料を冷蔵庫に入れ


病院に持っていくタオルケットなどを持って出た。



そのあと


コインランドリーにシーツや布団を取りに行く。



そして


お母さんの足の浮腫みが酷いので


履き口がゆったり、のび〜るタイプの靴下と


肌着、スリッパ、などを買いに行った。



それから義実家に行き


シーツや布団をセット。





そのあと


前の病院に髭剃りを取りに行き


今の病院に髭剃りとタオルケットを持って行った。




帰宅したのは20時を過ぎていた。








お兄さんを撮るとき


タオルケットをよけて


天井からお兄さんをみるように真上から撮った。


前の病院の先生の話しと


旦那の意向


そして


その写真をみたら


あの状態で生きていられることが


奇跡というか、稀なことやと思った。


言い方変えれば


首の皮一枚の状態。


発見が5分遅れてたら死んでいたやろうと思う。




ギリギリのところで


生きているお兄さん。


頑張ってるよ…。







でも


お兄さんの体の負担を考えたら


あたしの無駄な抵抗や悪あがきをせず


もう自然に死を受け入れた方がえぇんやな。



あたしはお兄さんの死を覚悟した。











長文になりましたが

お読みいただきありがとうございます😊