阪神淡路大震災はそれまでの私の気持ちをも大きく揺さぶりました。何故、「神戸に行こう」とか「カットのボランティア」なんて考えたのかは分かりません。でもその頃も講習会であちらこちらを訪問していましたので1週間だけのボランティアの予定でした。が、しかし・・・・
次の週の予定していた講習会をキャンセルして結局、2週間のボランティアを行いました。あの状況を目の当たりにすると誰もが「自分の生活のことより被災者のために」という気持ちになると思います。
最初の一週間は長田区神楽(かぐら)小学校その後、私は東灘区の本庄小学校へと移動しました。長田区は地震でほとんどの建物が焼失したところ、東灘区は地震による倒壊で住民は住むところを失っていました。状況はどこも同じです。
本庄小学校では元遺体安置所だった教室をカットする場所として提供していただきました。
彼女たちも大学生ボランティアです。ある朝、「今日は隣の街の公衆便所の清掃ボランティアに行ってきます。」と言った後で、「美容師さんはイイですね・・・技術で人に喜んでいただけるんですから・・・」と言っていました。いまでもよく覚えています。当時、学生ボランティアで神戸へ行くだけで大学側が単位をくれるとあってたくさんの学生が神戸に入っていましたが彼女らみたいに真剣にボランティア活動をしている人がいる反面、そうでない学生がたくさんいたのも事実です。
ここにはこう書かれています。
月曜日から金曜日まで、10時から4時まで診療しております。保険証・負担金の心配をせずに受診してください。
久野歯科医院
美容室も電気・水道が復旧してからしばらくは「シャンプーできます。無料です」「カットできます。お金の心配無用」・・・被災者同士が助け合うことが当然であり、困ったときは相身互い、との内容の張り紙が至るところにありました。
この頃になると親指の爪が割れて痛みと出血との戦いでもありました。一日も休まずぶっ通しのカットですから無理もありません。一日25~30名のカット・・・しかし、喜んでいただけることで疲れも感じませんでした。(若かったし・・・笑)
最終日、最後のお客様の写真です。2月14日神戸を後にしました。久しぶりにアルバムをみたら懐かしくなって、つい長くなってしまいましたが、神戸に行くことが出来て良かった。この時の行動力は今でも素晴らしい原動力となって今の私の基礎にもなっています。思い立ったら即、行動!善は急げ・・・今年もこれで行きます。
今日もご覧頂きましてありがとうございました。