隣 人 ノ 憂 鬱 -10ページ目

屋根裏部屋の秘密。

屋根裏部屋と聞くと秘密の二文字が頭に浮かぶ。

それがどうしてなのかはよく分からないが、きっとマンガの読みすぎだったり映画の見すぎだったりするのだろう。

薄暗い屋根裏部屋、恐る恐る中へ足を踏み入れる子供達、埃をかぶったガラクタの中から偶然見つけ出される宝の地図・・・。あ、これはグーニーズの影響か。

気をとりなおして。古い洋館の薄暗い屋根裏部屋、そっと扉を開ける白い手、埃と蜘蛛の巣に支配された曇りガラスの窓、誰もいない部屋で静かに揺れるロッキングチェア・・・。お、これはチェンジリングのせいだな。

もう一つ思い付いた。真っ暗な屋根裏部屋、ハシゴを上る男、灯かりに照らし出された汚い床、漆黒の仏壇、薄汚れたキューピーちゃん、干からびたネズミ用の毒だんご・・・。

これはバアちゃんの家だな。

代替。

ノドが痛いのでノド薬を買った。

ノズルを口の中に入れて、ノドに薬液を直接噴射する仕組みになっている。プシュプシュっと吹きかけてみる。最初は「オエッ」となるが落ち着いてくるとその味が口の中に広がる。

その味は歯磨き粉そのもの。歯を磨いてゴクッと飲んだ時と全く同じ味なのだ。これは一体どういう事なのか。この味の一致は偶然なのだろうか、それとも必然なのか・・・。

ノドが痛い時。もしかすると、歯磨き粉を飲んでもノド薬と同じ効果が期待出来るのかも。

パンツをはいていたから。

今朝はいつもより30分遅く出掛けた。

いつもの道をいつもの調子で走り、いつもの景色を何気なく眺めていると、道路標識が目に入った。「8-10 進入禁止」 時計を見ると8:30。進入する事が出来ない時間になっている。

つまりいつもの道が通れない。慌ててウインカーを出し左折する。なぜ左折したのかは自分でも分からないが、なんせ慌てていたので心臓寄りに曲がってしまったのだろう。

いざ曲がってはみたものの、慌てているので次をどうしていいのか分からない。当然庭のように知っている道であるはずなのに、どこを行けばいいのか判断できなくなっている。

寝起きで寝ぼけている事も手伝ってか、完全に迷子状態へ突入だ。その後も迷い続け、30分遅刻のはずが1時間の遅刻となってしまった。些細な事でもタイミングによっては大変な事になってしまう。

小学生の頃、身体測定の日にパンツを前後ろにはいていってしまい、裸になれずに学校を逃げ出した事を思い出だした。見知らぬ家の植え込みの中で、せっせとパンツをはき直したっけ。

どうでもいいが、前も後ろもないパンツってないのだろうか。

再放送惑星。

観測史上最大の超新星爆発が発見されたそうだ。

推定距離2億4000万光年、2億4000万年前にその生涯を終えた星の煌きを観測している事になる。地方のテレビ番組を見ている時に、この番組は関東地方で2ヶ月前に放送されたものですなんてテロップが入った感じだ。

太陽の光だって表面に出てくるまで10万年かかると言われているので、毎日見ている太陽は10万年前の光ということだ。もし太陽の光がテレビなら地球では再放送以外見れないという事か。

すっかり時代に取り残された気分だ。

絶対は無いのだろうか。

世の中には自分とソックリな人が3人いると言う。

3つ子の場合はどうなるのだろうか。探すまでもなく既に3人いるからOKとなるのか、3×3でソックリさんが9人いる事になるのか疑問だ。

万が一掛け算方式だった場合、5つ子は大変だ。5×3でソックリさん15人となってしまう。世界中から15人のソックリさんを探すのは、さぞ大変だろう。

いや3人でも至難の技だろう。そもそもソックリさん3人がいるのかも分からない。いったい誰がそんな事を言い出したのだろうか。平凡な顔ならば可能性はあるかもしれない。

しかし、あまりにも変わった顔の場合はどうだろうか。あまりにも変わった顔の5つ子ならば、あまりにも変わった顔の15人。有り得ないとしか言いようがない。

でも、もし奇跡が本当にあるのなら15人の集合写真を見てみたいと心から思う。

明日の道を行くために。

今日で休みが終わる。

明日から続く茨の道を行く為に、今はただ休もう。

ああ。

風水のある生活。

風水小鉢というものを貰った。

5枚1セットで、全て色違いになっている。ただ、色違いの小鉢をどうするかという解説書がないので何をどうしていいのか分からない。ただ単にカラフルな小鉢があるだけだ。

こうなると全て同じ色にしてもらった方が統一性があってよかったと思う。

貧しき季節の風物詩。

ドライブしていると、こいのぼりを上げている家庭がわりと多い事に気が付いた。

それこそ屋根より高い立派な鯉のぼりばかりだ。年に一度この時期だけの風物詩、一体いくらぐらいするのだろうと値段を調べてみると、100万なんてサラッと書いてある。

あいた口が塞がらないとはこの事だ。何でそんなに高いのか、何でそんな鯉のぼりが一般家庭の庭でそよそよ泳いでいるのか。日本の一般人て本当に金持ちなんだなと再認識する。

鯉のぼりなんて履き古しのズボンでも十分通用するのにと思うのは貧しさの成せる業だろうか。

いろいろロマンはあるけれど。

コンビニへ行くと、本物の隕石が入っているかもしれない箱が400円で売られていた。

迷う事無く購入する。開けてみると、直系5cm程の泥ダンゴがカパカパ状態で入っている。この泥ダンゴをかち割ると中から石が飛び出し、当りは隕石が入っているという代物だった。

ウットリ泥ダンゴを眺めていると、ある事に気が付いた。それは、隕石泥ダンゴの隣に、化石泥ダンゴが売られていたという事。ああ、欲しい。喉から手が出る程に、目から内臓が出る程に、毛穴から欲望が出る程に。

しかし持ち合わせがない。でも今ならまだ間に合う。隕石泥ダンゴを返せば化石泥ダンゴを手に入れる事が出来る。宇宙のロマンを取るか、太古のロマンを取るか究極の選択だ。

結局、恥かしくて交換して下さいと言えなかったので宇宙のロマンを持って帰ってきた。早速泥ダンゴの解体作業に取り掛かる。丁寧に泥を除去していく。少しずつ、少しずつ。

徐々に色の違う鉱物が姿をあらわし、最終的に5mm程度の石が出てきた。ここで問題が起きた。それは、これが当りなのかハズレなのか分からないという事。

つまり本物の隕石なのか、そのへんの石っころなのか判断できないという事実。いったいどうしろというのだろうか。それとも石が出てくるまでのプロセスを楽しむダンゴだったのか?

んー、太古のロマンにしておけばよかった。明日買いに行こう。

Psychedelic Time.

今日はマークボランの命日だと思っていた。

実際は9月16日なので全く違っているのだけれど、どういうワケか今日だと思い込んでいた。朝から「SLIDER」や「ELECTRIC WARRIOR」を聞きながら彼を偲んでいた自分が恥ずかしい。

どうせなら気付かなければよかったのに。