神崎町の「山楽食堂」での昼呑みと少しだけ町歩き | プリンシペ・オリエンタルのブログ

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誰も知らない元覆面ルチャドール(プロレスラー)“プリンシペ・オリエンタル”のブログです。リングネームだったプリンシペ・オリエンタル=東洋の王子様。しかし、素顔は王子とはかけ離れた男であります。今はプロレスとはまったく関係ない毎日を送っています。

金曜日のきのうは、千葉県北部に位置する香取郡神崎町に行った。

 

前日の多古町同様、昼呑みと町歩きを目的とした。

 

クルマではなく公共交通機関利用による神崎町訪問は初めてである。

 

JR成田駅からスタート。

 

時刻は11時半を回った頃だった。

 

11時40分発の銚子行きの電車に乗る。

 

車内は空いていた。

 

20分で下総神崎駅に着いた。

 

何人かの高校生と共に下車した。

 

「出場」表示の機器にSuicaをタッチして改札を抜ける。

 

「ありがとうございました」の声がした。

 

駅員さんが窓口から顔を出していた。

 

無人駅ではなかったらしい。

 

 

 

「神崎ステーションホール」に入ってみる。

 

いわば、待合室らしい。

 

外に出た。

 

きれいな地図や案内がしっかりあって安心だ。

 

駅前の景色。

 

 

 

朝は少しだけ所用があった。

 

その関係で朝食抜きで来た。

 

時刻は正午を回った頃。

 

まずは昼食、ではなく、昼呑みしたい。

 

 

 

事前に軽くチェックしていた店に行ってみる。

 

駅から近い、こちらの「山楽食堂」だ。

 

中に入ると元気で愛想の良い声に迎えられ、ホッとする。

 

入り口に近いテーブル席に案内された。

 

 

 

店内は貼り紙だらけだ。

 

注意書きの類いも多い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何を注文しようか。

 

朝食抜きなので、なんでも美味しそうに思われる。

 

店内を見回したりメニューを眺めたりして迷う。

 

女性店員さんは、

「おすすめはもつ煮定食です。決まったら呼んでください」

と言って、いったんテーブルを離れた。

 

 

 

とりあえず第一弾を決め、店員さんを呼んだ。

 

「瓶ビールと」

 

そう言ったところで、隣りのテーブルで1人で定食を食べていた中年男性がチラリとこちらを見た。

 

先方は仕事の合間の昼休み中であることはすぐにわかる。

 

昼呑みにはつきもののその手の視線には最近、すっかり動じなくなった。

 

冷奴、もつ煮単品を注文した。

 

 

 

ビールと冷奴。

 

山盛りのもつ煮。

 

美味。

 

たしかに、ご飯とでも合いそうだ。

 

 

 

ビールを呑み干した後には、地元の酒仁勇の冷酒をもらう。

 

追加でカキフライも注文した。

 

運ばれてくるまでかなり時間がかかる。

 

途中で、

「追加があったら、おっしゃってくださいね」

などとにこやかに言われたので、2本目となる冷酒をお願いした。

 

 

 

やがて立派なカキフライが現れた。

 

大粒のカキ6個と、たっぷりのタルタルソース。

 

ご機嫌である。

 

 

 

長居は不可、みたいな貼り紙もあったので心配だったが、追加注文の際に確認したところ大丈夫だと言われた。

 

あらためて読み返せば、混雑時には食事のみでの長時間の利用不可、とある。

 

そもそも、混雑していなかった。

 

食事のみではなく、ビールも酒も呑んだ。

 

もしかしたら酒呑みに優しい食堂なのかもしれない、などと都合よく解釈することにした。

 

 

 

なぜかもつ煮の代金を割り引くとも言われて会計をする。

 

最後まで良い気分で過ごすことができた。

 

再訪必至である。

 

 

 

町を歩くことにする。

 

歩道がないので、行き交う車には気を使う。

 

 

 

神崎大師があったので、当地訪問の記念に入った。

 

人影はない。

 

季節を感じる。

 

利根川の向こうは茨城県だ。

 

多くの格言が石に刻まれていた。

 

 

 

合掌。

 

 

 

少し歩めば、酒蔵。

 

先ほども呑んだ仁勇と、不動だ。

 

入らないわけにはいかない。

 

店内に客の姿はなかった。

 

「何かお探しですか?」

と声がかかる。

 

「車でなければ利き酒もできますよ」

とも言われたので、お願いすることにした。

 

4種類ほど説明を受けながら口にしてみる。

 

微妙な味わいの違いがおもしろい。

 

もっとも気に入った酒を買うことにした。

 

広い店内には酒の肴も豊富にあった。

 

選び出すときりがないので、この日は酒のみに止めておいた。

 

この後、さらに町歩きをしようと歩き出した。

 

しかし、気づけば「山楽食堂」の看板が目に入ってきた。

 

不覚にも来た道を戻ってしまっていたらしい。

 

 

 

酒の酔いは心地よいが、いくぶん呑み過ぎたか。

 

充分に楽しい時間を過ごせたので、続きはまたの機会にということで帰ることにした。

 

そのまま下総神崎駅へと歩いた。

 

 

 

定刻15時04分発の千葉行きの電車。

 

下り電車が遅れているとかで、6分遅れで出発した。


 


車内では眠りに落ちた。

 

気づいたときには、成田駅に停車中だった。

 

慌てて下車する。

 

千葉駅まで寝過ごさなくてよかった。

 

 

 

帰宅前のちょい呑みは、毎度のこちら「虎屋本店」にする。

 

瓶ビール、枝豆、タンとカシラ。

 

 

 

この店にもまた、いろいろとルールがある。

 

待ち合わせ禁止、2時間まで、そしてこれも。

 

5杯どころか、ビール1本すら完飲できずに早々と店を出た。

 

神崎で、すでに「完成」してしまっていたのだ。

 

 

 

買った酒は、こちら。

 

近々の部屋呑みの楽しみができた。

 

 

 

神崎大師には、こんな格言もあった。

 

心の中で独り存分に笑った1日。

 

むだな日ではなかったと思う。