仁川のラウンジで1時間あまり過ごした後、次に搭乗したのはロスアンゼルス行きのアシアナ航空204便だった。
20時頃にゲートに行くと、すでに搭乗が始まっていた。
機材はエアバスA380ー800型機。
座席は2階の23A。
成田〜仁川ではなかったウェルカムドリンクのサービスもあった。
当然ながら長距離路線のほうがビジネスクラスを堪能できる。
シャンパンをいただいた。
定刻20時40分発だが出発は遅れた。
離陸したのは21時40分頃だった。
メニューから夕食を選ぶ。
成田〜仁川ですでにビビンバを食べていたので洋食にした。
ワインはカベルネ。
数少ない邦画の中から、もっとも短時間の『サバカン』を選んで鑑賞しながらの夕食。
メインの牛肉を食べるタイミングで映画もクライマックスを迎え、涙と牛肉のコラボとなった。
チーズにはポートワイン。
デザートまで完食した。
大型機なのでビジネスクラスでもかなりの数の乗客がいたが、料理は一品ずつ提供された。
提供する側は大変だろうと思った。
食後、機内は減灯されて就寝モードになる。
しかし、くしゃみや咳の連発、鼻水をティッシュでかむ音など、なかなかの不健康な空間だった。
座席をフルフラット近くまで倒し、多少はうたた寝できた。
予告通りに到着2時間前から機内が明るくなり、2食目が提供された。
テーブルクロスが敷かれて、またまた一品ずつ運ばれてくるスタイルだった。
オレンジジュースから始まる朝。
前夜選択していたチキンカレーはマイルドな味わいだった。
ケーキとコーヒーまで味わった。
やがて近づくロスアンゼルス。
16時38分の着陸だった。
飛行時間は10時間40分ほど。
快適だったフライトに別れを告げた。