2023年夏奇行⑦〜QUEEN BEATLE ビジネスクラスで博多港から釜山港へ | プリンシペ・オリエンタルのブログ

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誰も知らない元覆面ルチャドール(プロレスラー)“プリンシペ・オリエンタル”のブログです。リングネームだったプリンシペ・オリエンタル=東洋の王子様。しかし、素顔は王子とはかけ離れた男であります。今はプロレスとはまったく関係ない毎日を送っています。

「ホテルオークラ福岡」は7時過ぎにチェックアウトした。

 

タクシーで向かったのは博多国際ターミナルである。

 

今回の夏の旅は「奇行」である。

 

次に向かうのは国境を越えて釜山だ。

 

JR九州高速船の「QUEEN BEATLE」に乗船する。

 

 

インターネットから予約したのは成田の自室を旅立つ当日だった。

 

17,200円。

 

ビジネスクラスの座席を予約した。

 

普通席、ビジネスクラスともいくつかの運賃カテゴリーがある中で、予約時に空いていた普通席とビジネスクラスは同運賃だったのだ。

 

ならばビジネスクラスを選ぶのは当然だろう。

 

広々とした前方の空間。

 

アメニティが渡された。

 

お土産らしき袋もいただく。

 

定刻通り9時ちょうどに博多港を出港する。

 

ビジネスクラスのエリアに乗船客は少ない。

 

静かに船旅が始まる。

 

朝食を食べそびれていたので、売店の営業開始直後に早速買いに行く。

 

生ビールとボロネーゼを注文し、席で口にする。

 

ちなみにビジネスクラスでは2ドリンク無料サービスの恩恵が受けられるとのこと。

 

少しして2杯目の生ビールと共に「ポテから」をいただく。

 

座席に身を沈めているとあまり感じないのだが、席を立つと相当に揺れていることがわかる。

 

窓の外に見える島影は対馬だろうと思いながらスマホでチェックしてみる。

 

まさにその通りだった。

 

博多港を出港して2時間半近く経った。

 

このあたりから、揺れがかなり激しくなってきた。

 

着席を呼びかける船内放送が流れる。

 

また、高波の影響で釜山到着が遅れるとの案内もあった。

 

 

 

こちらは寝不足と生ビール2杯の効果で、ビジネスクラスのゆったりとしたシートに身を任せて夢心地だった。

 

やがて、また陸地が見えてくる。

 

もう国境を越えて隣国の韓国である。

 

今さらながらに近さを感じる。

 

釜山港に近づくと、揺れは収まってきた。

 

傍らに停泊している豪華大型客船はダイヤモンド・プリンセス号だった。

 

定刻より10分あまり遅れた13時前、釜山港に到着した。

 

先ほどまで日本にいたのに、「アンニョンハセヨ」と港の係員から声をかけられることに不思議な感覚に陥る。

 

船で国境を越えたのは人生において、

 

米国・シアトル~カナダ・ヴィクトリア(1988年)

グアテマラ・プエルトバリオス~ベリーズ・プンタゴルダ(1997年)

アルゼンチン・ブエノスアイレス~ウルグアイ・コロニアデルサクラメント(2015年)

 

に次いで4度目と記憶している。

 

島国・日本に生まれ育つ者としては、船での国境越えはロマンでもある。

 

 

 

4時間近い船旅が終わる。

 
韓国の入国手続きはあっけなく終わった。

 

韓国の地を踏むのは人生3度目だが、釜山は初めてだ。

 

成田を発って3日目。

 

成田~東京~湯河原~伊東~熱海~名古屋~セントレア~福岡空港~博多~釜山と来た。

 

旅は無限である。