ゴムの木が元気に蘇った。
新しい芽も現れた。
1か月あまり前、鉢替えの後は最悪だった。
葉は元気がなくなり、そのまま枯れてしまうのではないかと思った。
そんな折、このブログを読んでくださった方から具体的かつ的確なアドバイスをいただいた。
おしえていただいた「メネデール」をすぐに買って使ったりもした。
やはり、その道のプロの話は信じるものである。
幼い頃からひねくれ者で基本的に他人を信じない性分ではあるけれど、時には無条件に信じるのもよい。
薄毛が気になっていたちょうど10年前、旧知の美容師さんに相談して言われるがままにシャンプーや育毛剤を総取り換えしたことがあった。
それから10年。
今もその効果は絶大である。
しかしながら、信じて裏切られることの方が世の中は多かろうと思う。
かつてのこの国もそうだ。
78年の月日で国土も暮らしも蘇った。
だが、二度と蘇ることのない多くの命もあった。
それを運命などと言ったら失礼極まりないと思う。
命は誰かのものではない。
今年も机の引き出しから引っ張り出して、亡き祖母から託された品々を手に取り眺める。
祖父が戦地のビルマから日本で待つ祖母に送った軍事郵便。
人の命は蘇りはしなくても、遺ることやものは数知れない。
せめてはこの世に生ある限り、平穏で過ごしたい。
ゴムの木は蘇った。
その術を伝授してくださった方に、この場を借りて心からお礼申しあげます。
今年も8月15日が訪れた。